
はじめに
ソフトテニスを始めると、必ずぶつかる疑問のひとつが「ガットの数字って何?」という問題です。ラケットショップやネットでガットを選ぶとき、テンション(張りの強さ)やゲージ(太さ)といった数字が並んでいますが、初心者には少し分かりにくいですよね。
この記事では「ソフトテニス ガット 数字」をテーマに、テンションとゲージの意味や選び方を分かりやすく解説します。数字の違いがプレーにどう影響するのかを知れば、自分に合ったガットを選ぶ手助けになります。
ソフトテニスのガットに関わる数字とは?
ソフトテニスのガットに関連する数字は主に2つです。
- テンション(張りの強さ):単位は「ポンド(lbs)」
- ゲージ(太さ):単位は「mm」または「ゲージ番号」
これらの数字を理解することで、打ちやすさ・耐久性・コントロール性などが変わってきます。
テンション(張りの強さ)の数字とは?
テンションとは、ガットをラケットに張るときの強さを示す数値です。単位はポンド(lbs)で表されます。
- 数字が大きい(例:35ポンド)
- 張りが硬くなる
- コントロールが向上
- ボールが飛びにくくなる
- パワーのある上級者向き
- 数字が小さい(例:25ポンド)
- 張りが柔らかくなる
- 反発力が高まり、ボールがよく飛ぶ
- 力に自信のない人や初心者におすすめ
テンション別の特徴まとめ
テンション(lbs) | 特徴 | おすすめプレーヤー |
---|---|---|
25前後 | 柔らかくボールが飛びやすい | 初心者・女性・力に自信のない方 |
30前後 | バランス型、飛びとコントロールの両立 | 中級者・幅広いプレーヤー |
35前後 | 硬め、飛びにくいが操作性が高い | 上級者・パワープレーヤー |
一般的には、ソフトテニスラケットの推奨テンションは25~35ポンドです。初めて張る人は、25ポンド前後から試してみると安心です。

ゲージ(太さ)の数字とは?
ゲージはガットの太さを示す数値で、「mm表記」と「ゲージ番号」の2種類があります。
- mm表記:「1.25mm」「1.30mm」など
→ 数字が大きいほど太くなる - ゲージ番号:「16」「17」など
→ 数字が大きいほど細くなる(逆にやや分かりにくい表記)
ゲージ別の特徴
太さ | 数字例 | 特徴 | おすすめ |
---|---|---|---|
太い | 1.30mm / 16ゲージ | 耐久性が高い、コントロール安定 | 部活で毎日練習する学生 |
中間 | 1.25mm / 16L~17ゲージ | バランスが良い、初心者も扱いやすい | 初心者~中級者 |
細い | 1.20mm / 17~18ゲージ | 反発力が高い、スピンがかかりやすい | スピン重視・上級者 |
初心者が最初に選ぶなら、1.25mm前後の中間ゲージがおすすめです。
ソフトテニス ガット 数字の選び方
数字をどう選ぶかは、プレースタイルや経験によって変わります。
- 初心者
→ テンションは25ポンド前後、ゲージは1.25mm
→ 飛びやすく扱いやすい - 中級者
→ テンションは28~30ポンド、ゲージは1.25~1.30mm
→ コントロールと耐久性のバランスを重視 - 上級者
→ テンションは32~35ポンド、ゲージは1.20~1.25mm
→ 自分のスイングで打球をコントロールできる

実際の選び方のポイント
- まずはメーカー推奨の範囲から選ぶ
→ 多くのラケットは25~35ポンドの範囲を推奨。 - 練習頻度を考える
→ 部活で毎日練習するなら耐久性重視=太めのガット。 - プレースタイルを意識する
→ スピン重視なら細め、安定感重視なら太め。
ガットの張り方による違い(S張・V張)
ソフトテニスには、ガットの張り方にも特徴があります。
- S張(ストローク型)
→ 縦糸を強めに張り、ストロークのコントロール性を重視。 - V張(ボレー型)
→ 横糸を強めに張り、ボレーや前衛プレー向け。
同じ「ソフトテニス ガット 数字」でも、張り方によって打球感は大きく変わります。

よくある質問(FAQ)
Q1. ソフトテニスのガットの数字はどれくらいで変えるべき?
A. 週3回以上プレーする人は1〜2か月に一度張り替えるのが目安です。数字が合っていてもガットは劣化するので、定期的な張り替えが必要です。
Q2. テンションを下げるとスピンはかかりやすいですか?
A. はい。テンションが低いほどボールがガットに食いつく時間が長くなり、スピンがかかりやすくなります。
Q3. 初心者は何ポンドで張るのが一番良い?
A. 初めての方は25~27ポンド前後から始めると、飛びやすくて扱いやすいです。
Q4. 太いガットと細いガット、どちらが切れにくい?
A. 一般的に太いガット(1.30mm以上)のほうが切れにくく、耐久性があります。
Q5. 「ソフトテニス ガット 数字」をどうやって決めればいいの?
A. ラケットの推奨範囲を確認し、自分のプレースタイルや体力に合わせて決めるのが一番確実です。迷ったらショップのストリンガーに相談するのがおすすめです。
まとめ
ソフトテニスのガット数字は、テンション(lbs)とゲージ(mm/番号)の2つが大切なポイントです。
- テンション → 数字が小さいほど飛びやすい、大きいほどコントロール重視
- ゲージ → 数字が大きいほど太く、耐久性が高い
初心者の方は「25ポンド前後 × 1.25mm前後」から試してみると失敗しにくいでしょう。最終的には自分の感覚で調整しながら、自分に合った数字を見つけるのがおすすめです。
👉 この記事を読んで「ソフトテニス ガット 数字」の基本がわかったら、次は実際に自分のラケットで試してみましょう。体感しながら数字を調整することで、もっとプレーが楽しくなりますよ!