
ソフトテニスを愛する皆さん、ラケット選びに迷っていませんか?現在の主流はシャフトが2本ある「二本シャフト」ですが、ソフトテニスには独特のしなりとパワーを生み出す「一本シャフト」のラケットも存在し、特に後衛の選手から根強い人気を誇っています。
この記事では、一本シャフト(1本シャフト)のラケットの特徴と二本シャフトとの違い、店頭からほとんど消えた理由、そして今も新品で買えるモデルまでを紹介します。
- 1. ソフトテニスラケットの一本シャフト(1本シャフト)とは?
- 1.1. 一本シャフトと二本シャフトの違いを比較
- 2. 一本シャフトのラケットが持つ特別な性能
- 2.1. 力強いショットを可能にする「しなり」
- 2.2. 高いコントロール性
- 2.3. 後衛のストロークを最大限に引き出す設計
- 3. 一本シャフトを選ぶ際の注意点
- 3.1. 繊細なボールコントロールが必要
- 3.2. 現行モデルは限定的
- 4. なぜ一本シャフトは少なくなった?店頭から消えた理由
- 5. 今も買える一本シャフト(1本シャフト)のラケット
- 5.1. YONEX(ヨネックス)ジオブレイク80G
- 5.2. 一本シャフトを手に入れる2つの方法
- 6. 一本シャフト系ラケットの選び方
- 6.1. 1. ポジションとプレースタイルを確認
- 6.2. 2. ラケットのしなり(フレックス)をチェック
- 6.3. 3. サイズ(重さ・グリップ)の確認
- 6.4. 4. フェイス面積とバランス
- 6.5. 5. 価格とガット・ケースの有無
- 7. まとめ:一本シャフトのラケットは後衛の武器
- 8. 合わせて読みたい
ソフトテニスラケットの一本シャフト(1本シャフト)とは?
ソフトテニスラケットのシャフトとは、フェイス(ガットが張られている部分)とグリップをつなぐ部分のことです。このシャフトが1本で構成されているラケットを「一本シャフト」と呼びます。「1本シャフト」「シングルシャフト」と書かれることもあります。
かつてはソフトテニスのラケットの主流でしたが、操作性や面安定性に優れる二本シャフトが開発され、現在ではメーカー各社のモデルの多くは二本シャフトとなっています。しかし、一本シャフトにしかない唯一無二の性能と打感にこだわるプレーヤーは、今でも多く存在します。
一本シャフトと二本シャフトの違いを比較
| 特徴 | 一本シャフト | 二本シャフト(主流) |
| シャフト構造 | 1本 | 2本 |
| しなり | 大きい | 小さい〜中程度 |
| パワー | 集中しやすく力強いボールを打ちやすい | 安定したストロークを打ちやすい |
| 打球感 | 球持ちが良く、独特の打球感がある | 弾きが良く、操作性に優れる |
| 後衛・前衛 | 後衛(ストローク)向け | オールラウンド・前衛・後衛向け |

一本シャフトのラケットが持つ特別な性能
一本シャフトのラケットが後衛の選手に愛される理由は、その構造が生み出す独特の性能にあります。
力強いショットを可能にする「しなり」
一本シャフトの最大の特徴は、シャフトのしなりが非常に大きいことです。ボールを打つ瞬間にラケットが大きくしなることで、蓄えられたパワーが一気に解放され、非常に力強いショットを打ち出すことができます。
この大きなしなりによってボールを打つ時間が長く感じられる、いわゆる「球持ちの良さ」があり、ボールをフェイスに長く乗せて運ぶ感覚が得られます。芯(スイートスポット)で正確に捉えたボールは、二本シャフトよりも「重い打球」になりやすく、相手コートで鋭く伸びるストロークが打てます。
高いコントロール性
球持ちの良さは、単にパワーを生むだけでなく、コントロール性能にも優れています。ボールを長く捉えることで、細かなドライブ回転をかけやすく、コートの広範囲に正確にコースを打ち分けることが可能です。特に、ストロークでゲームを組み立てる後衛にとっては、非常に大きな武器となります。
後衛のストロークを最大限に引き出す設計
これらの特徴から、一本シャフトのラケットは、力強いストロークで相手を打ち崩し、ボールをコントロールしながら広範囲に打ち分けたい後衛の選手に最も適しています。

一本シャフトを選ぶ際の注意点
魅力的な性能を持つ一本シャフトですが、いくつか必要な注意点があります。
繊細なボールコントロールが必要
一本シャフトはしなりが大きい反面、二本シャフトに比べてフェイスの面安定性が劣る傾向があります。そのため、芯を外したときにラケットのフェイスがねじれやすく、ボールが意図しない方向へ飛んでしまいがちです。
正確にボールを芯で捉える技術、つまり繊細なボールコントロールが二本シャフトよりも強く求められます。上級者向けの用品だと言われるゆえんです。
現行モデルは限定的
現在、メーカー各社が二本シャフトを主流としているため、純粋な一本シャフトのラケットのモデルラインナップは非常に少なくなっています。新しいモデルをショップで探す際は、YONEX(ヨネックス)などの主要メーカーのラインナップをよく確認する必要があります。

なぜ一本シャフトは少なくなった?店頭から消えた理由
一本シャフトのラケットは、2015〜2016年ごろを境に、新しいモデルがほとんど出なくなりました。ソフトテニスの情報ブログ「リファインマガジン」では、ヨネックスの担当者から聞いた話として、主な理由が次のように紹介されています。
- 二本シャフトでも十分なパワーが出せるようになった:素材の進化で、一本シャフトでなければ出せなかったパワーを、二本シャフトでも出せるようになった
- 使いこなせる選手が少なくなった:一本シャフトは重く、面も安定しにくい。競技人口の中心である中学生には、軽くて扱いやすいラケットが求められるようになった
つまり、一本シャフトの性能が劣るようになったのではなく、「多くの選手にとって、二本シャフトのほうが扱いやすくなった」というのが実情です。
ただし、一本シャフトが完全になくなったわけではありません。ヨネックスは今も、一本シャフトのストローク専用モデル「ジオブレイク80G」を販売しています。
今も買える一本シャフト(1本シャフト)のラケット
一本シャフトのモデルは少なくなりましたが、ヨネックスの「ジオブレイク80G」は、今も新品で買える一本シャフトのラケットです。
YONEX(ヨネックス)ジオブレイク80G
| 項目 | 内容 |
| モデル名 | ヨネックス ジオブレイク80G(GEOBREAK 80G・品番02GB80G) |
| シャフト | 1本(ヨネックス公式の商品画像で確認) |
| 位置づけ | ストローク専用モデル(ヨネックス公式) |
| フェイス面積 | 85平方インチ |
| 長さ | 695mm |
| バランスポイント | 290mm |
| サイズ | UL0・UL1・SL1 |
| 推奨張力 | 25〜35ポンド |
| 価格 | 31,900円(税込・ヨネックス公式オンラインショップ、2026年10月19日時点) |
| 主なテクノロジー | らせん状のシャフト形状「HELIXEDGE」、ジャイロバーストシステム2.0 など |
ヨネックス公式は、ジオブレイク80シリーズの特徴を「『HELIXEDGE』が生み出す、新世代スピン。」と紹介しています。らせん状のシャフトのしなりとねじれで、回転のかかったストロークを打ちやすくした設計です。販売店では、名前の「G」はグラウンドストロークの頭文字と紹介されています。
一本シャフトを手に入れる2つの方法
- 新品で買う:ヨネックスの現行モデルなら「ジオブレイク80G」。ストローク専用なので、後衛や、ストロークを武器にしたい人向け
- 中古で探す:過去の一本シャフト(例:ヨネックスの「ナノフォース7000」など。現在は販売終了)を、中古ショップやフリマで探す方法もある
中古を選ぶ場合は、フレームのひびや傷、グリップの劣化を必ず確認しましょう。大会で使うなら、出場する大会の用具の規定も事前に確かめておくと安心です。

一本シャフト系ラケットの選び方
一本シャフトに近いラケットを探す際、性能を重視して選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。これらのポイントは、後衛向けのラケット全般を選ぶ際にも役立ちます。
1. ポジションとプレースタイルを確認
一本シャフト系は基本的に後衛のストローク向けです。
- 後衛で力強いショットを打ちたい。
- ボールを長くフェイスに乗せる感覚(球持ち)を重視したい。
上記のようなプレースタイルであれば、一本シャフト系モデルを選ぶと、その性能を最大限にご利用いただけます。
2. ラケットのしなり(フレックス)をチェック
一本シャフトの特徴であるしなりは、ラケットの硬さによって異なります。カーボンなどの素材やフレーム設計により、しなりやすさが決まります。
- しなりやすい(柔らかい)ラケット:ボールを飛ばしやすく、打球感が柔らかい。
- しなりにくい(硬い)ラケット:スイングのパワーロスが少なく、よりスピードのある打球を打ちやすい。
無料の試打サービスがあれば、実際にボールを打ってしなり具合を確かめることを強くおすすめします。
3. サイズ(重さ・グリップ)の確認
ラケットには、重さ(ULやSLなど)とグリップの太さ(0, 1, 2など)のサイズがあります。
| 重さの表記(YONEXの場合) | 特徴 |
| UXL | 非常に軽い |
| UL | 標準的な軽さ(筋力に自信のない方や女性にも適応) |
| SL | 標準的な重さ(パワーヒッターや筋力のある方に) |
後衛の選手は、手首の操作性を高めるために、細めのグリップサイズを選ぶことも多いです。
4. フェイス面積とバランス
後衛向けのラケットは、コントロールを重視するため、フェイス面積が85~90平方インチの小さめなサイズが多いです。また、力強いストロークを打つために、重心が先端寄りにある「トップヘビー」なバランスのモデルが後衛向けとして設定されています。
5. 価格とガット・ケースの有無
ラケットの価格は、モデルやメーカー、ショップによって異なります。
- 価格にガット張り代や専用ケースが含まれているかを確認しましょう。

まとめ:一本シャフトのラケットは後衛の武器
ソフトテニスの一本シャフト系ラケットは、二本シャフトが主流の現在においても、そのしなりが生み出す力強いショットと、ボールを操るコントロール性によって、後衛の選手にとっては唯一無二の武器となります。
一度は店頭からほとんど消えた一本シャフトですが、今もヨネックスのジオブレイク80Gで、新品を選ぶことができます。
| 一本シャフト系ラケットの魅力 | ポイント |
| 後衛のストロークに最適 | 後衛のストロークを力強いショットでアシスト。 |
| 独特の打球感とパワー | シャフトのしなりが大きく、ボールを芯で捉えると重い打球に。 |
| コントロール性 | 球持ちが良く、コースの打ち分けに優れる。 |
| 現行モデル | ヨネックスのジオブレイク80Gが、今も新品で買える一本シャフト(ストローク専用)。 |
テニスラケットは1本だけでなく、プレースタイルや性能によって使い分けることもあります。2本目のラケットを検討中の方も、ぜひショップで一本シャフト系モデルを手に取り、その独特の打球感を体験してみてください。無料ご利用可能な試打があれば、実際にボールを打って性能を確認することが、あなたに必要な1本を見つける一番の近道です。
価格、サイズ、カラー、ガット、バランスなど、すべての用品性能を比較検討し、あなたのソフトテニスライフをさらに充実させる1本を見つけましょう!
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