はじめに

ソフトテニスで「もう一段、伸びるボールを打ちたい」と思ったことはありませんか?
そんなプレイヤーの理想を形にしたのが、GOSEN(ゴーセン)と上岡俊介プロが共同開発したハイブリッドガット「ゼノブリザード(XENO BLIZZARD)」です。
この記事では、その特徴や打球感、他モデルとの違いをわかりやすく解説します。


攻撃とコントロールを両立する最強ガット「ゼノブリザード」

ゼノブリザードは、後衛プレーヤーにとって理想的な「飛び」と「食いつき」のバランスを実現したソフトテニス用ストリングです。
打った瞬間にスパッと抜けるような反発力と、面でしっかりホールドする感覚を両立し、攻撃型後衛に求められる「伸びるボール+精密なコントロール」を可能にしました。

特に、上岡俊介プロのプレースタイル――“正確なストロークから一気に展開を作る”――を理想とする選手にとって、このガットはまさに武器となる一本です。


なぜ上岡俊介が選んだのか?その開発背景と技術

1. プロの実戦感覚が反映された共同開発

上岡俊介プロは、全国トップクラスの後衛プレーヤー。彼が求めたのは「伸びとコントロールを両立できるガット」でした。
GOSENの開発チームはこのリクエストをもとに、数十回に及ぶ試打を重ね、“猛吹雪(BLIZZARD)”のような攻撃的ボールを生み出す構造を実現しました。

2. 異素材のハイブリッド設計

ゼノブリザードは、メイン(縦糸)にポリエステル、クロス(横糸)にナイロンマルチを採用。

  • メイン(縦糸)1.25mm:波型形状ポリエステルで弾きと伸びを強化。
  • クロス(横糸)1.30mm:海島型ナイロンマルチフィラメントで柔らかくホールド。

この組み合わせにより、「飛ぶのにしっかりつかむ」という相反する性能を両立させています。

3. 上級者仕様の設計バランス

テンションは25〜35lbs。高テンションでも打感が安定するように作られており、力強くスイングできるプレーヤーほど性能を発揮します。
まさに上級・競技者向けの“実戦型ガット”といえるでしょう。


実際の打球感とスペックを徹底解説

ゼノブリザード主要スペック

項目内容
縦糸1.25mm ポリエステル・シリコンオイル加工
横糸1.30mm 高弾性ナイロンマルチフィラメント(海島型構造)
適正テンション25~35lbs
推奨プレイヤー後衛~オールラウンド(上級者向け)
カラーXB(ゼノブルー)
製造日本製(GOSEN)

「飛び」の特徴(スピードと伸び)

  • メインのポリエステルが波型形状で、ボールを前に押し出すパワーが非常に強い
  • 打った瞬間にスパッと抜ける感覚があり、スピードボールや深いショットが打ちやすい
  • 弾きの良さと同時に、パワーロスが少ない設計で、厚く当てた時にも威力が落ちにくい。

上岡俊介選手も「スイングを最後まで振り抜けるガット」と語っており、試合終盤の打ち負けない伸びが評価されています。


「食いつき」の特徴(ホールド感・ドライブ性)

  • クロスのナイロンマルチがボールをしっかりつかみ、ドライブ回転がかけやすい
  • 打球面にボールが一瞬“乗る”感覚があり、コントロールショットやコーナー狙いに強い
  • 玉離れが遅すぎず、ホールドとスピードのちょうど良いバランスを維持。

このため、ただ飛ばすだけでなく、狙ったコースに落とし込むショットが得意になります。


使用者の声・実感

SNSや販売店レビューでは、以下のような感想が多く見られます。

  • 「後衛でラリーが安定した」
  • 「ボールが相手コートで伸びて沈む」
  • 「食いつくのにスピードが落ちない」
  • 「上岡俊介選手のようなストローク感覚に近づいた」

実際に試合で使うと、相手が打ち返す時にボールが“重く感じる”といわれるほど、伸びと回転が強力です。


他モデルとの比較表

ガット名特徴飛び食いつきおすすめポジション
GOSEN ゼノブリザード攻撃型ハイブリッド(上岡俊介監修)後衛・オール
GOSEN GUMZONEホールド重視・柔らかい打感◎◎後衛
GOSEN GUMBOOST反発力重視・弾き系◎◎前衛
YONEX サイバーナチュラル シャープスピード特化型前衛~後衛

あなたのプレーを変える一本 ― まとめと提案

ゼノブリザードは、「飛び」「食いつき」「コントロール」すべてを高い次元で融合したGOSENの最高傑作ガットです。
特に、上岡俊介プロの実戦的アドバイスに基づいて設計されており、トップレベルのプレーを支える性能を持っています。

  • 強いドライブで相手を押し込む
  • 深く伸びるボールで主導権を握る
  • コーナーを正確に狙うコントロールショット

これらをすべて叶えたいなら、ゼノブリザードは確実に候補に入れるべきです。
次の試合で“伸びるボール”を打ち込みたい方は、ぜひ一度試してみてください。

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