
はじめに
ソフトテニスを始めたいけれど、「どんなラケットを選べばいいの?」と迷う初心者は多いものです。ラケット選びは、プレーのしやすさや上達スピードに大きく影響します。とくに初心者にとっては、扱いやすさやミスの少なさがとても大切です。この記事では、ソフトテニス初心者におすすめのラケット選びのポイントと、具体的なモデルを紹介します。
初心者におすすめのラケットの特徴
フェイス(ラケット面)が大きいもの
初心者には、90~100平方インチ程度の大きめフェイスがおすすめです。
理由は、スイートスポット(ボールを正しく当てやすい部分)が広くなるからです。面が広いほどミスショットが減り、ラリーを続けやすくなります。
軽めのラケット
ソフトテニス初心者はまだ腕や手首の筋力が十分でないことも多いため、軽めのラケットを選ぶとスイングが楽になります。軽いと振り抜きやすく、力を入れなくてもボールを飛ばせます。
フレームが柔らかめ
硬いフレームは上級者向けですが、初心者には少し難しいことがあります。柔らかめのフレームなら反発力を活かして、軽い力でもボールを遠くまで飛ばせます。
オールラウンドモデル
ソフトテニスを始めたばかりの頃は、前衛か後衛かまだ決まっていない人が多いです。そこでおすすめなのがオールラウンドモデル。前衛でも後衛でも使いやすいバランス型のラケットなので、幅広いプレーに対応できます。
ストリング(ガット)が張られているもの
初心者には、最初からガットが張られているモデルがおすすめです。購入してすぐにプレーできるので便利です。

ラケット選びの基本ポイントまとめ表
選び方のポイント | 初心者におすすめの目安 | メリット |
---|---|---|
フェイスの大きさ | 90~100平方インチ | スイートスポットが広く、ミスが減る |
重さ | 軽め(平均250g前後) | 振り抜きやすく、力を使わずに飛ばせる |
フレームの硬さ | 柔らかめ | 反発力でボールが飛びやすい |
モデルタイプ | オールラウンド | 前衛・後衛どちらにも対応可能 |
ストリング | 張り上げ済み | すぐにプレーできる |

おすすめの初心者向けラケットモデル
ヨネックス(YONEX) エアライド
- 特徴:軽量で振り抜きやすい。広いスイートスポットがあり、初心者でも楽にボールを飛ばせる。
- メリット:日本ソフトテニス連盟公認の入門モデルで、安心して使える。
ダンロップ(DUNLOP) エアロスター700
- 特徴:スイートエリアが広く、ボールをしっかり捉えやすい「ウェーバーシステム」搭載。
- メリット:打球感が安定しており、コントロールしやすい。
ラケット選びで失敗しないための注意点
自分の体力に合った重さを選ぶ
軽いラケットは扱いやすいですが、あまりにも軽すぎると安定性に欠けることもあります。無理なく振れる範囲で、少しずつ慣れていける重さを選ぶのがポイントです。
将来のプレースタイルを考える
初心者のうちはオールラウンドモデルでOKですが、将来「前衛でネットプレーを極めたい」「後衛でストロークを磨きたい」と決まってきたら、プレースタイルに合ったラケットに買い替えるのも良い方法です。
専門店や経験者に相談する
迷ったときは、テニスショップのスタッフや経験者に相談するのが安心です。自分の体格やプレースタイルに合うラケットを提案してもらえるでしょう。

初心者が最初に揃えるべきもの
ラケットだけでなく、ソフトテニスを始めるときには以下も一緒に揃えると安心です。
- ソフトテニス用シューズ:足首の安定感があり、素早い動きに対応できるもの
- ソフトテニスボール:公式試合球を練習でも使用すると上達が早い
- グリップテープ:手に馴染むようにカスタマイズ可能
よくある質問(FAQ)
Q1. 初心者用ラケットでも、大会に出られますか?
→ はい。ヨネックスやダンロップの初心者向けモデルは、公式大会でも使える日本ソフトテニス連盟公認ラケットです。
Q2. 値段はいくらくらいが目安ですか?
→ 初心者モデルは1万円前後で購入可能です。性能と耐久性を考えると、この価格帯がおすすめです。
Q3. 中古ラケットでもいいですか?
→ 使えますが、フレームの傷みやガットの状態に注意が必要です。初心者は新品を買った方が安心です。
Q4. 男性と女性で選び方は違いますか?
→ 基本的なポイントは同じですが、女性や小学生は特に軽量モデルを選ぶと扱いやすいです。
まとめ
ソフトテニス初心者には、フェイスが大きくて軽めのオールラウンドモデルが最適です。具体的には、ヨネックスの「エアライド」やダンロップの「エアロスター700」などが扱いやすく人気です。最初は幅広いプレーに対応できるラケットで基本を学び、慣れてきたら自分のプレースタイルに合わせてラケットを選び直すと良いでしょう。迷ったら専門店に相談することもおすすめです。