
はじめに
ソフトテニスをしていると、ボールが「柔らかい」「弾まない」と感じることはありませんか?
それは、ボールの空気圧が下がっているサインです。
ソフトテニスボールはゴム製で、時間が経つと少しずつ空気が抜けていきます。
そのため、専用の空気入れ(ポンプ)で定期的に空気を調整することがとても大切です。
この記事では、
- ソフトテニスボールの空気入れの基本
- おすすめの専用ポンプ
- 正しい空気の入れ方と調整方法
を、初心者にもわかりやすく解説します。

ソフトテニスボールには専用のポンプが必要
ソフトテニスボールは、硬式テニスボールと構造が違います。
硬式ボールは中にガスが封入されており、空気を調整することはできません。
一方、ソフトテニスボールには「空気穴(バルブ)」があり、自分で空気を入れたり抜いたりできます。
このバルブに空気を出し入れするためには、専用の空気入れが必要です。
一般的な自転車の空気入れや、硬式ボール用のポンプでは代用できないので注意しましょう。
おすすめのソフトテニスボール用ポンプ
製品名 | メーカー | 対応ボール | 特徴 |
---|---|---|---|
ナガセケンコー ソフトテニスポンプ | ナガセケンコー | バルブエア式ボール | ソフトテニスボールのトップメーカー純正ポンプ。空気の注入・排出が簡単。 |
ルーセント アカエム セーフティテニスポンプ | ルーセント | 安全バルブ式ボール | アカエムボール対応。適正空気量の調整に便利で安全設計。 |
ナガセケンコー ケンコーソフトテニスポンプ

- 特徴:日本ソフトテニス連盟公認球「ケンコーボール」を製造しているメーカーの純正品です。
- 使い方:
- ポンプ上部の小さな穴を親指で押さえながら空気を注入します。
- 空気を抜きたいときは、親指を穴から離すだけで簡単に調整可能。
- 対応:バルブエア式ボール(ケンコー、ナガセ製など)。
- 入手方法:スポーツ用品店や、Amazon・楽天市場などの通販サイトで購入可能です。
ルーセント アカエム セーフティテニスポンプ

- 特徴:アカエムボール専用の空気調整ポンプ。安全バルブ式に対応しています。
- ポイント:過剰な空気を防ぐ「セーフティ機能」があり、初心者でも安心して使用できます。
- 対応:アカエム、ルーセントブランドの安全バルブ式ボール。
- 販売場所:ルーセント公式通販サイトやスポーツ店など。

ソフトテニスボールの空気の入れ方
空気の入れ方を間違えると、バルブを傷つけて空気漏れの原因になります。
正しい手順を守って安全に行いましょう。
手順① バルブの位置を確認する
ボールの表面にある「丸いへそ」のような部分が空気調整バルブです。
- バルブのスリット(切れ目)に砂やホコリがないかチェックしましょう。
- ゴミが入っていると、空気漏れやバルブ破損の原因になります。
手順② ポンプの針を刺す
- ポンプの針が清潔でまっすぐであることを確認します。
- バルブのスリットに沿ってゆっくり垂直に刺すことがポイントです。
- 斜めに刺すとスリットが傷つき、空気が抜けやすくなります。
手順③ 空気を注入する
- ポンプ上部の小さな穴を親指で押さえながら空気を注入します。
- 1〜2回押すごとに弾み具合をチェックするのがおすすめ。
- 一気に入れすぎるとボールが硬くなりすぎてしまいます。
手順④ 空気圧を調整する
- 弾みを見ながら空気量を調整しましょう。
- 空気を抜く場合は、ポンプの針を刺したまま親指を穴から離すだけでOK。
手順⑤ 針を抜く
- ボールを軽く握り、垂直にゆっくりと抜くのがコツです。
- 力を入れすぎると、バルブ内部が変形して空気漏れの原因になります。
適正な空気圧の目安
ソフトテニスボールの適正な空気圧は、メーカーによって若干異なりますが、
日本ソフトテニス連盟が定める基準として以下の通りです。
項目 | 基準値 |
---|---|
落下高さ | 約1.5m |
バウンドの高さ | 約70〜80cm |
つまり、1.5mの高さからボールを落としたとき、70〜80cm程度の高さに弾むのが理想です。
確認方法
- 室内などの平らな床で、ボールを1.5mの高さから落とします。
- メジャーや定規を使って、おおよそのバウンド高さを確認します。
- 弾みが低い場合は空気を少し追加し、高すぎる場合は抜きましょう。
よくあるトラブルと対処法
トラブル | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
空気が入らない | バルブの汚れ・砂詰まり | 針を刺す前に掃除する |
空気がすぐ抜ける | バルブのスリット損傷 | 無理に刺さない。劣化時は買い替え |
ボールが硬すぎる | 空気の入れすぎ | 少しずつ抜いて調整する |
弾みが悪い | 空気不足 | ポンプで少しずつ追加注入 |
メーカーごとの注意点
メーカー | ボール名 | バルブタイプ | 使用ポンプ |
---|---|---|---|
ナガセケンコー | ケンコーソフトテニスボール | バルブエア式 | ケンコーソフトテニスポンプ |
ルーセント | アカエムソフトテニスボール | 安全バルブ式 | セーフティテニスポンプ |
ダンロップ | SRIXONソフトテニスボール | バルブエア式 | ケンコーまたは互換ポンプ |
メーカーによって対応するポンプが異なるため、
自分の使っているボールとポンプの種類を確認してから使いましょう。
空気管理で長持ち&快適プレー!
- プレー前に弾みを確認する習慣をつけると、試合中のミスを減らせます。
- 空気の入れすぎは、ボールの寿命を縮める原因になるので注意。
- 練習用ボールは週1回、試合用ボールは使用前後に確認するのがおすすめです。
- 保管時は直射日光を避け、常温で保管しましょう。

まとめ
ソフトテニスボールは、定期的な空気調整が欠かせないスポーツ用品です。
バウンドが悪く感じたら、まず空気圧をチェックしてみましょう。
この記事のポイント
- ソフトテニスボールは専用ポンプで空気調整ができる
- ナガセケンコー・ルーセントなど各メーカー専用のポンプを使用
- 適正バウンドは70〜80cmが目安
- 空気を入れすぎず、こまめなメンテナンスが長持ちのコツ
正しい空気管理で、いつでも気持ちよくプレーを楽しみましょう!
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