はじめに

ソフトテニスを始めると、まず必要になるのが「ソフトテニスボール」です。ですが、いざショップやECサイト(楽天市場・Amazon・Yahooショッピングなど)で探してみると、「公認球」「練習球」「カラー」「セット販売」などさまざまな種類があり、どれを選んだらよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に「公認球と練習球の違い」は初心者にとって分かりづらいポイントです。今回は、日本ソフトテニス連盟が定める規格や、メーカーごとの特徴、価格差、耐久性などをわかりやすく解説します。


公認球と練習球の違いとは?

公認球とは

  • 用途:公式試合で使用するテニスボール
  • 検定:日本ソフトテニス連盟(JSTA)の厳しい基準をクリア
  • 規格:大きさ、重さ、反発力、バウンドの高さ、耐久性が一定
  • 特徴:品質が安定しており、試合での使用に耐えられる

練習球とは

  • 用途:日常の練習で使用するボール
  • 検定:公認規格にわずかに届かないボールや、練習用として製造された製品
  • 特徴:耐久性を高めて作られているものが多く、コストを抑えたい練習に最適
  • 価格:公認球に比べて安価。大量注文にも向いている

公認球と練習球の比較表

項目公認球練習球
用途公式試合、ゲーム形式練習普段の練習、多球練習
品質日本ソフトテニス連盟の規格合格品規格外だが実用可能
価格高め(1球あたり400〜500円前後)安め(1球あたり250〜350円前後)
耐久性試合向きで一定の品質長時間の練習でも使いやすい
おすすめ対象大会に出る選手、試合環境を意識した練習初心者、部活動の多球練習

主なメーカーと特徴

ソフトテニスボールは複数のメーカーが製造しています。以下に代表的なブランドを紹介します。

  • ケンコー(ナガセケンコー)
    定番ブランド。安定した品質で学校や部活動で広く使用されています。
  • アカエム(昭和ホールディングス)
    高い耐久性と品質のバランスが特徴。公認球の定番。
  • ダンロップ(住友ゴム工業)
    テニスメーカーとして有名。ソフトテニス用ボールも展開。

ボールのカラーと選び方

ソフトテニスボールには「ホワイト」「イエロー」「ピンク」などのカラーがあります。

  • ホワイト:従来の標準色。公式試合ではホワイトが基本。
  • イエロー:視認性が高く、ナイターや屋内練習でおすすめ。
  • ピンクやレッド:練習用やレクリエーション用。お気に入りカラーで選ぶ人も多い。

空気入れとバルブ管理

ソフトテニスボールは「ゴム製」なので、空気圧の管理が必要です。

  • 空気入れ(ポンプ):専用の空気入れを使うことが必須。楽天やAmazonで「空気入れセット」として販売されています。
  • バルブチェック:練習球でよくあるのが「空気漏れ」。定期的に空気圧を確認し、ブレやバウンドの高さをチェックすることが必要です。

価格と購入のポイント

  • 公認球:1ダース(12球)でおおよそ4,500〜6,000円程度
  • 練習球:1ダースで3,000〜4,000円程度
  • ECサイトの活用:楽天市場やYahooショッピング、amazon.co.jpではセール時にまとめ買いでさらに安くなることもあります。「最安」「送料無料」「ポイント還元」もチェックポイントです。
  • おすすめ購入方法
    • 試合用:公認球を数ダース注文して保管
    • 練習用:練習球を大量に買って多球練習に活用

公認球と練習球の使い分け方

  • 試合に出場予定の選手 → 公認球を使った練習で試合の感覚を養う
  • 日常練習で多球を使いたい → 練習球を大量に確保してコストを削減
  • 部活動やクラブチーム → 「試合形式は公認球」「基礎練習は練習球」と分けるのが効率的

よくある質問(FAQ)

Q1:練習球でも試合に使えますか?
A:使えません。日本ソフトテニス連盟の規格に合格した「公認球」のみが試合で使用可能です。

Q2:練習球の品質は悪いのですか?
A:いいえ。製造工程は同じで、公認規格から少し外れただけのものが多いため、練習には十分な品質です。

Q3:カラー球は試合で使えますか?
A:基本的に公式試合はホワイト球が使用されます。イエローやピンクは練習やレクリエーション用です。

Q4:空気が抜けやすいボールの対処法は?
A:バルブ部分に専用オイルを使うと空気漏れを防げる場合があります。定期的なチェックが必要です。


まとめ

ソフトテニスボールの「公認球」と「練習球」の違いは、日本ソフトテニス連盟の規格に合格しているかどうかにあります。公認球は試合で必須ですが、練習球は価格が安く耐久性もあるため、普段の練習には最適です。用途や目的に合わせて上手に使い分けることで、コストを抑えながら効率的に練習できます。

特に初心者の方や部活動では、「試合は公認球、基礎練習は練習球」というスタイルがおすすめです。メーカーやカラーの違いも理解して、自分に合ったソフトテニスボールを選んでみてください。