
はじめに
ソフトテニスをしていると、「手袋をつけてもいいの?」と疑問に思う方が多いです。特に大会や公式試合に出る選手は、ルール上の制限が気になるところですよね。
結論から言うと、ソフトテニスで手袋の着用は原則禁止ではありません。 ただし、使用する場合はいくつかの注意点や選び方のポイントがあります。本記事では、ルールや大会での扱い、そしておすすめの手袋選びについて詳しく解説します。

ソフトテニスにおける手袋着用のルール
まず最初にお伝えしたいのは、ソフトテニスの公式ルールでは手袋の着用は禁止されていないということです。
日本ソフトテニス連盟(日本ソフト連盟)のルールにも、「手袋禁止」という明記はありません。つまり、基本的には自由です。
ただし、大会によっては主催者の判断で制限される場合があります。
とくにユニフォーム規定に関して「テニスにふさわしくない」とみなされた場合は注意が必要です。

手袋が認められる理由と背景
手袋が許可されている理由には、以下のような実用的な目的があります。
- 日焼け防止(UVカット)
屋外でのプレーが多いソフトテニスでは、紫外線対策として手袋を着用する女性プレーヤーも増えています。UVカット機能のあるグローブなら、肌を守りつつ快適にプレーできます。 - グリップ力の安定
汗でラケットが滑るのを防ぎ、グリップを安定させる目的で使用する選手もいます。特に夏場や長時間の練習では、手の滑り防止に効果的です。 - 寒さ対策(冬季のプレー)
冬季は冷たい風で手の感覚が鈍くなりやすいので、防寒用の薄手グローブを使う選手もいます。手袋があることで快適にラリーを続けられます。

手袋着用時の注意点
手袋を使うこと自体はOKですが、どんなものでもいいわけではありません。 以下の点をしっかり押さえておきましょう。
1. 厚すぎる手袋はNG
厚手の手袋は、ラケットの感覚を鈍らせてしまいます。
特に打球感覚やスイングスピードを重視するプレーヤーにとっては致命的です。
手のひら部分が薄く、グリップにしっかりフィットする素材(ポリエステル・スパンデックスなど)を選びましょう。
2. 「テニス用」「スポーツ用」を選ぶ
ソフトテニスは「スポーツとしてふさわしい服装やアクセサリー」が求められます。
そのため、作業用や登山用の手袋は避けるのが基本です。
ヨネックス(YONEX)やミズノ(MIZUNO)など、テニスブランドのグローブなら安心です。
3. 大会規定を事前に確認
特に県連盟主催や全国大会などでは、ユニフォーム全体の統一性が求められます。
「片手だけ色が違う」「派手なデザイン」などは注意されることもあります。
試合前に主催者や監督に確認しておくのが安全です。
4. 練習時と試合時で使い分ける
練習では手の保護や日焼け防止目的で自由に使えますが、試合では見た目や規定の影響もあるため、試合用・練習用を分けておくと便利です。

ソフトテニス用手袋の選び方ガイド
以下では、手袋を選ぶ際に注目すべきポイントをまとめました。
| 項目 | 選び方のポイント | おすすめの特徴 |
|---|---|---|
| サイズ | 手にぴったりフィットするものを選ぶ | 小さすぎると圧迫感、大きすぎると滑りやすい |
| 素材 | ポリエステル・ナイロン・スパンデックスなど | 通気性・速乾性・伸縮性が高い |
| グリップ力 | 手のひら部分に滑り止め加工 | ラケットの安定感UP |
| 季節 | 夏:UVカット・速乾素材 / 冬:保温素材 | 季節に応じて使い分ける |
| カラー | 白・黒・ネイビーなど落ち着いた色 | 派手すぎる色は大会でNGのことも |
ソフトテニスにおすすめの人気ブランド手袋
① ヨネックス(YONEX)
- 日本ソフトテニス連盟推奨ブランド
- 速乾性・通気性に優れたUVカットタイプが豊富
- シンプルで大会でも使いやすいデザイン
② ミズノ(MIZUNO)
- 柔らかく手になじむ素材でグリップ力が高い
- 男女兼用デザインも多く、初心者にもおすすめ
③ プリンス(Prince)やスリクソン(SRIXON)
- デザイン性が高く、ウェアとのコーディネートも可能
- 素材の軽さと伸縮性を重視したモデルが人気

こんなときは手袋を使うのがおすすめ!
- 夏の日差しが強い屋外コートで日焼けが気になるとき
- 冬の冷たい風で手の感覚が鈍るとき
- 長時間の練習で手のひらにマメができやすいとき
- 汗でグリップが滑りやすいとき
このような状況では、手袋を使うことでプレーの安定性が上がり、集中して試合に臨めます。
手袋を使うときのよくある質問(FAQ)
Q1. 手袋を片手だけつけてもOK?
→ はい、問題ありません。多くのプレーヤーは利き手側のみ使用しています。
Q2. 色に制限はありますか?
→ 公式には制限はありませんが、大会によってはユニフォームとの統一性が求められます。 白や黒など無難なカラーを選びましょう。
Q3. 練習時に軍手を使ってもいい?
→ 練習時であれば自由ですが、厚手の軍手はラケットの感覚が鈍るためおすすめしません。
Q4. 学校の部活動でも使える?
→ ほとんどの学校で問題ありませんが、顧問や監督の方針を確認しておきましょう。

まとめ:機能性とルールを両立して快適プレーを!
ソフトテニスでは、手袋の着用はルール上問題なしです。
ただし、「テニス用・スポーツ用の薄手グローブを選ぶ」「大会規定を事前に確認する」ことがポイントです。
ヨネックスやミズノといったメーカーの機能性グローブを使えば、グリップ力も快適さも両立できます。
自分のプレースタイル(前衛・後衛)や季節に合わせて選び、手の感覚を大切にプレーしましょう。

