
はじめに
ソフトテニスを続けていると、ラケットのグリップが滑りやすくなったり、ボロボロになったりすることがあります。これは、どんなプレーヤーにも避けられない「消耗」です。
しかし「どのくらいの頻度で交換すればいいの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。今回は、オーバーグリップ(グリップテープ)と元グリップ(ラケットに最初から付いているグリップ)それぞれの交換頻度や目安を詳しく解説します。
グリップ交換の基本的な考え方
グリップはラケットと手の接点であり、プレーのしやすさに大きな影響を与えます。
滑ってしまうと力が正しく伝わらず、ショットの精度が落ちてしまいます。そのため、「滑る・ボロボロになる・感触が変わる」と感じたら、交換を検討するのがベストです。

オーバーグリップ(グリップテープ)の交換頻度
練習量が多い人:1〜2週間ごと
- ほぼ毎日プレーする部活生や競技者は、汗や摩擦によってすぐにグリップが劣化します。
- 吸水性や粘着力が落ちると、滑りやすくなりラケットをしっかり握れません。
➡ こまめに交換して、常にフレッシュな状態を保つことが大切です。
練習量が少ない人:1〜3ヶ月ごと
- 週1〜2回の練習程度なら、1〜3ヶ月が交換の目安です。
- ただし「表面がツルツルしてきた」「色が変わってきた」と感じたら、早めに交換しましょう。
元グリップ(ラケットに最初から付いているグリップ)の交換頻度
- 目安は1年ごと。
- 元グリップは耐久性が高いですが、長く使うとクッション性が失われ、手への衝撃を吸収できなくなります。
- 交換せずに放置すると、打球感が硬くなりラケット性能が落ちる原因になります。
交換が必要なサイン
次のような状態になったら、迷わず交換をおすすめします。
- 滑る・握りにくい:表面がツルツルして力が伝わらない
- 表面の劣化:破れや剥がれ、亀裂がある
- 色の変化:汗や汚れがしみて黒ずむ
- クッション性がなくなる:硬くなり、手に衝撃がダイレクトに伝わる
グリップ力を高めたい人への工夫
- 元グリップの上にオーバーグリップを重ねて巻くことで、厚みや握り心地を調整できます。
- 手の大きさや好みに合わせて巻き方を工夫すると、よりフィット感がアップします。

まとめ
ソフトテニスのグリップ交換は、快適なプレーとラケットの性能維持に欠かせないポイントです。
- オーバーグリップは練習量が多ければ1〜2週間ごと、少なければ1〜3ヶ月ごと。
- 元グリップは1年を目安に交換。
- 「滑る」「ボロボロ」「色が変わる」「硬くなる」などのサインがあれば、早めの交換がベスト。
グリップテープは消耗品です。ケチらずに交換して、常に快適な状態でプレーを楽しみましょう。ヨネックスをはじめとするメーカーも、こまめな巻き替えを推奨しています。

