ソフトテニスの試合で勝敗を大きく左右するのが「後衛のストローク」です。特に筋力や技術が伸び盛りの中学生にとって、どのガットストリング)を選ぶかは、ラケット選び以上に重要と言っても過言ではありません。

「自分に合ったガットがわからない」「もっと深いボールを打ちたい」と悩んでいる後衛プレイヤーのために、選び方のポイントからおすすめ製品、テンションの目安まで徹底解説します。

1. 中学生後衛は「球持ち」と「ドライブ」で選ぶべし!

中学生の後衛選手が選ぶべきガットの正解は、「球持ち(ホールド感)」が良いマルチフィラメント系、または「ドライブ(回転)」がかけやすい後衛専用モデルです。

なぜなら、後衛の役割は一本のシュートボールでエースを取るだけでなく、深いロビングや鋭いドライブで相手を崩し、味方の前衛に決めさせる「ゲームメイク」が必要だからです。

  • コントロール重視: ボールを面で捕らえる感覚を養い、ミスを減らす。
  • 回転(スピン)重視: 相手コートの深い位置で急激に沈むボールを打つ。

この2点を意識するだけで、ストロークの安定感は劇的に向上します。


2. 後衛向けガットの役割と素材の基礎知識

ソフトテニスのガットには、大きく分けて2つの構造があります。自分のプレースタイルに合わせて使い分けるのが上達への近道です。

素材と構造の違い

構造特徴向いている選手
マルチフィラメント細い繊維を束ねた構造。打球感がソフトで、ホールド感が強い。初心者、筋力が少なめの選手、肘の負担を抑えたい人。
モノフィラメント太い芯糸に細い糸を巻き付けた構造。反発力が高く、スピードが出やすい。パワー自慢の選手、パチーンと弾く打感が好きな人。

中学生のうちは、まだ体が成長段階にあるため、基本的には衝撃吸収性が高く扱いやすいマルチフィラメント系をベースに考えるのがオススメです。


3. 中学生後衛に選ばれる!人気おすすめガット5選

多くのジュニア選手や強豪校の中学生が実際に使用している、メーカー別の人気モデルをご紹介します。

① テックガット 5300 (GOSEN)

長年愛されるゴーセンの超定番ガットです。

  • 特徴: とにかく打球感が柔らかい。ボールを包み込むような感覚で、コントロール性が抜群です。
  • こんな人に: ボールがどこに飛ぶか不安定な選手や、まずは基本を固めたい初心者

② サイバーナチュラル ゲイル (YONEX)

ヨネックスが誇る後衛特化型ガット。

  • 特徴: 独自のモノファイバー構造で、鋭いドライブと適度な球持ちを両立。
  • こんな人に: 攻めのストロークを打ちたい、スピード感のあるボールを好む後衛。

③ S-FANG / エスファング (YONEX)

表面に特殊なコーティングを施した、スピン特化型。

  • 特徴: インパクト時にガットがボールを強力に掴み、強烈な回転(ドライブ)を実現。
  • こんな人に: 粘り強く深いボールで相手を押し込みたい、ストローク重視のプレイヤー。

④ ガムブースト (GOSEN)

SNSなどでも注目されている、ガムゾーンシリーズの最新進化系。

  • 特徴: 特殊な「ガムコーティング」が密着性を高め、反発とコントロールを高い次元で両立。
  • こんな人に: 「飛ばしたいけど、コントロールも捨てたくない」という欲張りな選手。

⑤ マルチファイバー (MIZUNO)

ミズノの人気マルチガット。

  • 特徴: 極細のファイバーを束ねており、不快な振動が少ないのが特徴。
  • こんな人に: 手首や肩の故障を防ぎたい選手、軽い力で楽に飛ばしたい女子選手。

4. テンション(張りの強さ)の目安と決め方

ガット選びと同じくらい大切なのが、テンション(ポンド数)です。中学生の一般的な目安は 24〜28ポンド です。

  • 25ポンド前後(標準)初めてガットを張り替える場合や、迷った時の基準値。
  • 24ポンド以下(低め)反発力が上がり、ボールがよく飛びます。力が弱い選手や女子選手に最適。
  • 26ポンド以上(高め)ボールの飛びを抑え、自分の力で叩く感覚が強まります。パワーがあり、ボールがアウトしやすい選手向き。

注意ポイント!

冬場は気温が下がりガットが硬くなるため、1〜2ポンド下げて張るのが一般的です。季節に合わせて微調整するとパフォーマンスが安定します。


5. 後衛用ラケットとの相性とメンテナンス

テニスラケットフレーム性能を最大限に引き出すには、適切なアイテム管理も必要です。

張り替えのタイミング

ガットは切れていなくても、時間が経過すると「伸び」が発生し、性能が落ちます。

  • 目安: 2〜3ヶ月に1回
  • サイン: 打球音が鈍くなった、ボールが飛ばなくなったと感じたらショップへ相談しましょう。

グリップとバランス

後衛は長い時間コートの後ろで走り回ります。グリップが滑るとインパクトがズレるため、こまめに巻き替えましょう。また、ラケットの重心(バランス)が先の方にある「トップヘビー」なモデルは、遠心力で強力なシュートスマッシュを打ちやすくなります。


6. まとめ:最高のガットで勝利を掴もう

中学生の後衛選手が最高のプレーを実現するためには、自分の筋力と技術レベルに合ったガット選びが欠かせません。

  1. 打感の柔らかさを求めるなら「テックガット 5300」や「マルチファイバー」。
  2. 強力なドライブで攻めたいなら「S-FANG」や「サイバーナチュラル ゲイル」。
  3. 反発と粘りを両立したいなら「ガムブースト」。

これらのガットを適切なテンションで張ることで、あなたのショットは劇的に変わります。大会で最高の結果を出すために、まずは店舗在庫を確認したり、無料の相談ができる専門店で自分だけの一本を見つけてください。

あわせて読みたい

ハイブリッドガットの選び方|失敗しないための3つのポイント

【圧倒的パワー】ブルズインパクト徹底解説!丸山海斗選手のこだわりと魅力

ボルトレイジ7Sに合うガットおすすめと選び方【完全ガイド】

【徹底比較】ヨネックス「ポリアクション」ガット3モデルの特徴と選び方

初心者が選ぶ!おすすめソフトテニスガットベスト7