
はじめに
ソフトテニスの上達には、ラケットやガットだけでなく「練習球選び」もとても大切です。
間違ったボールを使うと、打球感が違ったり、耐久性が悪くなったりして練習効率が下がってしまいます。
この記事では、失敗しない練習球選びのポイントをわかりやすく解説します。
ソフトテニスボールの種類を理解しよう

試合球と練習球の違い
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
公認球(試合球) | 日本ソフトテニス連盟が認定。公式大会で使用可能 | 試合・公式練習 |
練習球 | 公認マークなし。安価で耐久性重視 | 日常練習・学校練習 |
練習球はコストパフォーマンスが良く、部活動やクラブでの反復練習に最適です。
失敗しない練習球選びの3つのポイント

① 耐久性を重視する
練習ではボールの消耗が激しいため、ゴムの厚みと品質が重要です。
安すぎるボールは空気漏れや変形が早く、ラリー中に弾み方が不安定になることも。
信頼できるメーカー(ルーセント、ケンコー、ダンロップなど)の練習球を選びましょう。
② 弾み方の安定性を確認する
練習球の中でも、打球感が硬いもの・柔らかいものがあります。
チームで同じタイプを使うと、ラリーのテンポがそろい、フォーム改善にも役立ちます。
おすすめは、試合球に近い弾み方の練習球を選ぶこと。
たとえばアカエムやケンコーの練習球は、公式球とほぼ同じフィーリングで練習できます。
③ 空気圧とメンテナンスのしやすさ
ボールは使うほど空気が抜けます。
そのため、エアポンプで空気圧をこまめに調整できるボールが理想的です。
空気の抜けにくいタイプ(高耐久ゴム製)や、補修がしやすいモデルを選ぶと長持ちします。
メーカー別おすすめ練習球

メーカー | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
アカエム(LUCENT) | 試合球に最も近い感覚。学校やクラブで定番 | ★★★★★ |
ケンコー(KENKO) | 弾みがやや高めで耐久性◎。初心者向けにも人気 | ★★★★☆ |
ダンロップ(DUNLOP) | 柔らかい打感でフォームづくりに最適 | ★★★★☆ |
どのメーカーも品質が安定していますが、チーム内で統一することが重要です。
メーカーがバラバラだと、打感や飛距離が微妙に違い、ミスが増える原因になります。

練習球の交換タイミング
ボールは「使えなくなってから」ではなく、少し劣化を感じたら交換が基本です。
目安としては以下の状態をチェックしましょう。
- 表面がツルツルして滑る
- 打球時に「鈍い音」がする
- 弾みが低くなった
- 空気漏れが頻発する
定期的な交換が、上達への近道です。
練習効率を上げるボールの使い分け
用途 | 推奨ボール | 理由 |
---|---|---|
基礎練習 | 耐久性の高い練習球 | 繰り返し打っても変形しにくい |
試合形式 | 公認球または試合球同等品 | 本番の感覚を再現できる |
サーブ練習 | やや柔らかめの練習球 | コントロール重視で腕の負担を軽減 |
「基礎=練習球」「実戦=公認球」での使い分けが理想です。
よくある失敗例と対策
- 安さだけで選んだ結果、1か月で変形
→ 公認メーカー製の練習球を選びましょう。 - 異なるメーカーを混ぜて使用
→ 弾みが不均一になり、練習精度が下がります。 - 空気圧を放置
→ 飛び方がバラバラになるので、定期的に調整を。

まとめ
ソフトテニスの練習球選びは、上達スピードを左右する重要な要素です。
失敗しないためのポイントをおさらいしましょう。
- 耐久性の高いメーカー製を選ぶ
- 試合球に近い弾み方を意識
- 空気圧をこまめに調整
- チームでボールを統一
- 定期的に交換する
これらを意識すれば、練習の質が格段に上がり、安定したショットを身につけることができます。