ソフトテニスのラケットには「UL1」「UL0」などの表記がありますが、「UXL」や「SL」といったサイズも見かけたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、それぞれの違いを初心者や中学生にもわかるように、やさしく解説します。
自分に合ったラケットを選ぶことで、スイングが軽くなり、プレーがより楽しく、上達も早くなります。


UL1とUL0の基本的な違いとは?

UL1とUL0は、ソフトテニスラケットの重さとグリップの太さを示しています。
ULとは「ウルトラライト(Ultra Light)」の略で、「とても軽いラケット」という意味です。

サイズグリップの太さ特徴
UL0細い手が小さい人や女性・中学生に人気
UL1太め少し力が強い人、しっかり握りたい人におすすめ

UL0の方が軽く感じ、扱いやすいので初心者向け。
UL1はしっかりとした打球感が得られるため、パワー重視のプレイヤーに向いています。

UL0とUL1の重さとバランスの違い

UL0とUL1は同じULシリーズなので、基本の重さはほぼ同じです(約220〜240g程度)。
ただし、グリップの太さが違うため、握った時の感覚やスイングバランスが少し変わります。

  • UL0:軽く感じるため操作性が高く、特に後衛プレイヤーに人気。
  • UL1:スイングが安定し、強いボールを打ちやすい。前衛プレイヤー向け。

UXL・SLの違いとは?ULとの関係を解説

ULの他にも、「UXL」や「SL」という表記を見たことがある方も多いと思います。
実はこれらもラケットの重さを表す記号です。

サイズ意味重量の目安特徴
UXLウルトラ・エクストラ・ライト約210〜225gとても軽い。小中学生・女性・初心者におすすめ
ULウルトラライト約225〜245g標準的な軽量モデル。幅広い層に人気
SLスーパライト約245〜265g少し重め。安定感とパワーを求める人に最適

UXLは「ULよりさらに軽い」モデルで、長時間プレーしても疲れにくいのが特徴。
一方で、SLはULよりもやや重く、打球のパワーが出しやすい分、筋力があるプレイヤーに向いています。

UXLとULの違い

UXLはULよりもさらに軽く作られており、スイングスピードが出しやすいのが大きな魅力です。
中学生や女性プレイヤー、またはテニスを始めたばかりの初心者にとっては、UXLは非常に扱いやすい選択肢です。

  • メリット:軽くて振りやすい。長時間の練習でも疲れにくい。
  • デメリット:軽すぎるとボールに力が伝わりにくく、スピードボールを打ちにくい。

SLとULの違い

SLはULよりも重いため、スイングスピードをしっかり活かして打ちたい人に向いています。
ラケットの重さがボールに伝わるエネルギーを増やし、強いショットや安定したストロークを打つことが可能です。

  • メリット:安定感とパワーが出る。上級者や後衛に人気。
  • デメリット:重さがあるため、初心者や手首の力が弱い人には扱いづらい場合も。

どれを選べばいい?プレースタイル別おすすめ

ラケットの重さとグリップサイズは、プレースタイルによっても選び方が変わります。

プレースタイルおすすめサイズ特徴
前衛(ネットプレー)UXL / UL0軽くて操作性が良く、素早い動きが可能
後衛(ストローク中心)UL1 / SLパワーと安定感を重視したプレーに最適
オールラウンドULどちらにも対応できる万能タイプ

初心者はまずUL0またはUXLを選び、慣れてきたらUL1やSLに移行するのが理想です。

中学生や初心者におすすめの選び方

中学生や初めてソフトテニスを始める方には、「軽くて握りやすい」ラケットが最も大切です。
特に手が小さい方はUL0やUXLが向いています。
一方、男子中学生や力があるプレイヤーは、UL1のほうが安定したスイングができるでしょう。

  • 女子・初心者 → UXL・UL0
  • 男子中学生・経験者 → UL1
  • 高校生以上の上級者 → SLも検討

各サイズの特徴をまとめると…

サイズ重さグリップ太さ特徴
UXL最も軽い細めスイングが速く、初心者向き
UL0軽い細い操作性が高く女性や中学生向き
UL1標準的少し太めパワーと安定感のバランスが良い
SL少し重め標準〜太めパワー重視。上級者・後衛向き

よくある質問(FAQ)

Q1. UL0とUL1のどちらを選べばいいですか?
→ 手が小さい方や初心者はUL0、しっかり握りたい方はUL1が良いでしょう。

Q2. UXLはどんな人におすすめ?
→ 軽さを重視したい初心者、中学生、女性プレイヤーにおすすめです。

Q3. SLは重いけど、どんなメリットがありますか?
→ 打球が安定し、力強いショットを打てます。後衛プレイヤーや男性上級者に人気です。

Q4. 重いラケットを使うと上達しますか?
→ 無理に重いラケットを使うとフォームが崩れることもあります。自分の体力と技術に合った重さを選びましょう。

まとめ

  • UL0・UL1・UXL・SLは、それぞれ重さやグリップの太さが異なり、プレイヤーの特徴や目的に合わせて選ぶことが大切です。
  • 初心者や中学生は軽いUXL・UL0から始め、慣れてきたらUL1やSLにステップアップするのがおすすめです。
  • 自分に合ったラケットを選べば、プレーがぐっと楽になり、ソフトテニスがもっと楽しくなります。

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