失格注意！ソフトテニス大会「反射NG」日傘ルールを徹底解説

夏のソフトテニス大会、日傘は必須アイテム！でもルールは大丈夫？

夏のソフトテニス大会は、太陽との戦いでもあります。選手はもちろん、監督、コーチ、応援に駆けつけるご家族やチームメンバーにとっても、日傘は熱中症対策のための必須アイテムです。しかし、この日傘の使用、実はソフトテニス特有のルールがあることをご存知でしょうか？

「日差しを遮るだけなのに、なぜルールが？」と思うかもしれません。このルールは、試合の公平性を保ち、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようにするための大切な決まりです。特に、光の反射に関する規定は厳格に定められています。

ソフトテニス大会の日傘ルールは「反射防止」が最重要！

夏のソフトテニス大会における日傘のルールの結論は、「プレーを妨げないこと」、特に「光を反射させないこと」が最も重要視されています。

応援者や観客、監督・コーチが日傘を使用することは認められていますが、その色が選手のプレーに悪影響を与えないように、反射の強い色（銀色や白色など）は使用が禁止されています。これは、試合の公平性を確保するための、非常に大切な規定なのです。

公平な競技環境の確保と選手の安全が最優先

では、なぜこのような日傘のルールが設けられているのでしょうか？主な理由は二つあります。

1. 公平な競技環境の維持（プレーへの影響防止）

ソフトテニスは、瞬時の判断と集中力が求められるスポーツです。

光の反射が集中力を阻害:応援席やベンチから差し込む強い日傘の反射光（特に銀色や白色など）が、選手の視界に入ると、ボールの軌道が見えにくくなったり、一瞬集中力が途切れたりする可能性があります。
不公平な状況の発生防止:この反射光が、特定の選手にのみ影響を与えた場合、試合の公正性が損なわれてしまいます。ルールは、こうした不公平な状況を未然に防ぎ、両選手が平等な条件でテニスに集中できるようにするために存在します。

2. 安全確保と熱中症対策の両立

猛暑日には、熱中症対策として日傘の必要性が高まります。

熱中症予防:観客やベンチにいるメンバーの安全を守るため、日傘の使用自体は奨励されています。
安全と公平性の両立:しかし、安全を確保しつつも、競技の公正性を損なわないよう、反射光を防ぐというルールが設けられているのです。

大会で認められる日傘と禁止される日傘の色

ここからは、具体的な日傘の使用ルールについて、大会の規定を参考に解説します。

☀️ 日傘使用の主なルールと推奨される色

使用者区分	使用の可否	主な注意点	推奨される色
監督・コーチ	〇（必要に応じて）	プレーの妨げにならない範囲で、ベンチ等で使用可。	黒、紺、濃い緑など（光を反射しにくい色）
団体チームメンバー	〇（応援席等で）	選手の視界に入らないよう配慮。	黒、紺、濃い色
応援者・観客	〇	手に持って使用し、周りの観客の視界も遮らないように注意。	黒、紺、濃い色
選手（プレー中）	✕	コート内での選手の日傘使用は、通常認められていません。	-
選手（休憩・ベンチ）	△（大会規定による）	大会によってはベンチでの使用を認めている場合も。ただし、反射しない色に限る。	黒、紺、濃い色

❌ 禁止される日傘の具体的な色

多くのソフトテニス大会の競技上の注意やルールブックにおいて、以下のような日傘の色の使用が禁止されています。

光を反射する色の日傘**（例：銀色、白色、メタリックカラーなど）**

これらの色は、太陽光を強く反射し、テニスボールを追う選手の視界を遮る可能性が非常に高いためです。日傘を選ぶ際は、裏地が黒く、表面も濃い色でできているものを選ぶことが、ルールを守る上での注意点となります。

💡 YONEXなどのブランドも推奨する「遮光性」

スポーツ用品ブランドであるYONEXなどからも、ソフトテニスやテニス観戦に適した日傘が販売されています。これらの日傘は、単なる日よけだけでなく、「遮光性」や「UVカット」といった機能に優れており、濃い色で光の反射を抑えるデザインになっているものが多いです。

価格の安さだけで選ぶのではなく、ルールに適応しているか、遮光性が高いかを確認することも必要です。