試合会場までの移動や、応援・待ち時間で一日中立っていると、足がくたくたになりますよね。ヨネックスの「オフコートシューズ」は、そんなコートの外の時間のために作られた靴です。
結論から言うと、選び方は①どこで履くか(街・会場・雨の日)→②足の幅→③予算の順に考えると迷いません。この記事では、ヨネックス公式の情報をもとに、男女兼用の人気8モデルの違いと選び方をまとめました。
ヨネックスのオフコートシューズとは?

オフコートシューズとは、コートの外で履くための普段履き・移動用の靴です。ヨネックスはテニスやバドミントンのシューズで使ってきた衝撃吸収の技術を、日常の靴にも取り入れています。
もともとヨネックスでは「ウォーキングシューズ」として展開していた分野で、現在は「オフコートシューズ」という名前で呼ばれています。2025年3月には「コート外の日常もアクティブに」というコンセプトで新展開が発表されました。
共通の強みは「パワークッション」
ほぼすべてのモデルに入っているのが、ヨネックス独自の衝撃吸収材パワークッションです。上位版のパワークッションプラスについて、公式は次のように説明しています。
- 一般的な衝撃吸収材(EVA)とくらべて、衝撃吸収性が28%、反発性が62%向上
- 12mの高さから落とした生卵が、割れずに6m以上跳ね返る
着地の衝撃をやわらげて、ひざへの負担を減らすことがねらいです。歩く時間が長い日ほど、違いを感じやすいでしょう。
プレー用のシューズとは別物

オフコートシューズは試合や練習でプレーするための靴ではありません。ソフトテニスでコートに入るときは、オールコート用やオムニ・クレー用のテニスシューズを使いましょう。
ソフトテニスのプレーヤーなら、たとえばこんな場面で役立ちます。
- 大会会場までの電車移動や、会場内の移動
- 試合の合間の待ち時間、チームの応援
- 遠征や合宿での宿舎と会場の行き来
- 部活の行き帰りや、休日の普段履き
結論|人気8モデル比較表
まずは、男女兼用の人気8モデルをひと目で比べてみましょう。価格はヨネックス公式オンラインショップの掲載価格(税込・2026年10月17日時点)、重さは片足26.0cmの公式値です。
| モデル(品番) | タイプ | 重さ | 幅 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| YY-CHANGEOVER(SHW123) | 定番・カラー9色 | 約280g | 3.5E | 13,200円 |
| YY-ATRIUM(SHWAT1) | 通気・ファスナー | 約245g(23.5cm) | 3.5E | 14,300円 |
| YY-BASELINE(SHW121) | 定番・抗菌防臭 | 約270g | 3.5E | 16,500円 |
| YY-RAFTROCKER(SHWRA1) | サンダルタイプ | 約295g | 記載なし | 16,500円 |
| YY-BASELINE GT(SHWBAG1) | 新技術・安定 | 約290g | 3.5E | 19,800円 |
| YY-UNDERDOG(SHWUN1) | 低反発インソール | 約290g | 記載なし | 19,800円 |
| YY-UNSEEDED(SHW129) | 防水フィルム・アウトドア | 約260g | 記載なし | 20,900円 |
| YY-GATTA LOW(SHW125) | 防水フィルム・カーボン | 記載なし | 記載なし | 20,900円 |
※YY-ATRIUMは26.0cmの重さが公式でサイズ表記されていないため、23.5cmの値を載せています。「記載なし」は公式の商品ページに数値がない項目です。
表から見えるポイントは3つです。
- 一番手ごろなのはYY-CHANGEOVER(13,200円)。カラーも9色と最も多い
- 雨の日も履きたいなら、防水フィルムを使ったYY-UNSEEDEDかYY-GATTA LOW
- 最新技術を試したいなら、2026年9月中旬発売のYY-BASELINE GT
モデル別の特徴
YY-CHANGEOVER|最初の1足に選びやすい定番
8モデルで最も手ごろな、13,200円のモデルです。
- ミッドソールにパワークッションプラス、インソールにパワークッション
- アッパーは撥水合成繊維と撥水人工皮革で、小雨でも気になりにくい
- 2026年春にネイビーブルーとホワイトが加わり、全9色
こんな人に:はじめてヨネックスのオフコートシューズを買う人、ウェアやバッグに色を合わせたい人。
YY-ATRIUM|通気性と脱ぎ履きのしやすさ
2026年9月中旬に発売された、軽さと通気性を重視したモデルです。
- つま先側はメッシュ一枚仕立てで、蒸れにくい
- 内側ファスナーつきで、ひもを結ばずに脱ぎ履きできる
- かかとにパワークッションプラス、前足部にパワークッション
こんな人に:夏の大会会場で長く過ごす人、靴を脱ぐ場面が多い遠征・合宿。
YY-BASELINE|抗菌防臭のスタンダード
16,500円の、クセのない定番モデルです。
- パワークッションプラス+特殊樹脂シャンク(足のねじれをおさえる芯材)
- ライニングとインソールに抗菌防臭加工
- 重さは約270g(26.0cm)と、8モデルの中では軽め
こんな人に:毎日の通学・通勤にも使いたい人、においが気になる人。
YY-RAFTROCKER|サンダルタイプでリラックス
2026年3月中旬に発売された、サンダルタイプのモデルです。
- 高反発フットベッド・パワークッションプラス・フェザーバウンスフォームの3層ミッドソール
- つま先とかかとが反り上がったロッカー形状で、足が前に出やすい
- アッパーはリサイクルメッシュとPUレザー、かかとにストレッチ素材のバンド
こんな人に:試合と試合のあいだに足を休めたい人、夏の会場でサッと履き替えたい人。
YY-BASELINE GT|新構造「グラファイトスロットル」搭載
2026年9月中旬発売の、新しい技術を詰めこんだモデルです。
- 新構造「GRPHT THRTTL(グラファイトスロットル)」を搭載
- 新素材パワークッションREVは、パワークッションプラスとくらべて衝撃吸収性14%・反発性16%向上(公式発表)
- 土踏まずに3Dウイング形状のカーボンを入れ、歩くときのぐらつきをおさえる
こんな人に:歩く量が多く、クッションだけでなく安定感もほしい人。
グラファイトスロットルの技術そのものについては、別記事「ヨネックス『グラファイトスロットル』の実力を徹底解説」でくわしく紹介しています。
YY-UNDERDOG|沈みこむ履き心地
インソールに低反発素材を使ったモデルです。
- ミッドソールはパワークッションプラス+パワーカーボン
- 重さは約290g(26.0cm)、サイズは22.0〜28.0cm
- 価格は19,800円
こんな人に:ふかっと沈むやわらかい履き心地が好きな人。
YY-UNSEEDED|防水フィルムでアウトドアにも
2025年3月に「パワークッション129」の名前で発売された、オフコートシューズの新展開の第1弾です。
- アッパーに防水フィルムと撥水加工の合成繊維
- 発売時の発表では、手を使わずに履ける「Auto Spont」設計と、濡れた路面をとらえるソールが特長
- 重さは約260g(26.0cm)
こんな人に:雨の日の会場移動が多い人、屋外のイベントや旅行にも使いたい人。
YY-GATTA LOW|防水と安定のバランス
20,900円の、防水性と安定性をあわせたモデルです。
- 防水フィルム+撥水合成繊維のアッパー
- ミッドソールにパワークッションプラスとパワーカーボン
- アウトソールにガラス繊維を配合したラバー
- サイズは22.0〜28.0cm(ミントのみ22.0〜26.0cm)
こんな人に:天気を気にせず履きたい人、ややしっかりした履き心地が好きな人。
失敗しない選び方|3つのポイント

①どこで履くかで選ぶ
まずは、一番よく履く場面を思い浮かべてください。
| よく履く場面 | 向いているモデル |
|---|---|
| 晴れの日の会場・街歩き | YY-CHANGEOVER、YY-BASELINE |
| 夏の会場・遠征 | YY-ATRIUM、YY-RAFTROCKER |
| 雨の日・屋外 | YY-UNSEEDED、YY-GATTA LOW |
| 長い距離を歩く日 | YY-BASELINE GT、YY-UNDERDOG |
②足の幅で選ぶ
8モデルのうち、幅が公式で示されているものは3.5Eです。一般的な靴より、ややゆったりした幅と考えてよいでしょう。
もっと幅広がよい人には、4.5Eのモデルもあります。男性用の「パワークッションM130W」、女性用の「パワークッションL130W」です。
③予算で選ぶ
| 予算(税込) | 選べるモデル |
|---|---|
| 1万5,000円未満 | YY-CHANGEOVER(13,200円)、YY-ATRIUM(14,300円) |
| 2万円未満 | 上記+YY-BASELINE・YY-RAFTROCKER(16,500円)、YY-BASELINE GT・YY-UNDERDOG(19,800円) |
| 2万円以上 | 上記+YY-UNSEEDED・YY-GATTA LOW(20,900円) |
ソフトテニスでは、ラケットやガット、プレー用シューズにもお金がかかります。オフコート用は1万円台前半のモデルから始めるのも現実的です。
男性用・女性用のモデルもある
今回くらべた8モデルは男女兼用ですが、ヨネックスには男性用(M)・女性用(L)のモデルもあります。公式オンラインショップのオフコートシューズは、2026年10月17日時点で35商品が掲載されています。
- 男性用:パワークッションM130W(4.5E・18,700円)、パワークッションM128(23,100円)など
- 女性用:パワークッションL130W(4.5E・18,700円)、軽量のパワークッションL30F(17,600円)など
- 上位モデル:グラファイトスロットル メン/ウィメン(各33,000円)
女性用は、軽さやファスナーつきなど、男女兼用モデルとは違った特徴を持つものが多くあります。
どこで買える?試し履きのコツ

ヨネックスのオフコートシューズは、主に次の場所で買えます。
- ヨネックス公式オンラインショップ:全モデルの価格・カラー・在庫を確認できる
- 取扱店:ヨネックスの公式サイトに、都道府県別の取扱店舗一覧がある
- ショールーム:YONEX TOKYO SHOWROOMでは、3Dの足型を無料で計測して合うシューズを選べる
オフコートシューズは、一日中履くことも多い靴です。できれば一度は試し履きをして、つま先に1cmほどの余裕があるか、かかとが浮かないかを確かめましょう。夕方は足がむくみやすいので、そのころに試すとサイズ選びの失敗が減ります。
よくある質問(FAQ)
Q. ヨネックスのオフコートシューズとは何ですか?
コートの外で履くための、普段履き・移動用の靴です。ヨネックス独自の衝撃吸収材「パワークッション」を使い、長く歩いても疲れにくいことを目指しています。以前は「ウォーキングシューズ」と呼ばれていた分野です。
Q. オフコートシューズでソフトテニスをしてもいいですか?
おすすめしません。オフコートシューズはプレー用ではないため、コートでは、オールコート用やオムニ・クレー用のテニスシューズを履きましょう。
Q. 一番安いモデルはどれですか?
今回の8モデルでは、YY-CHANGEOVER(13,200円・税込)が最も手ごろです。価格はヨネックス公式オンラインショップの掲載価格です。
Q. 雨の日に履けるモデルはありますか?
YY-UNSEEDEDとYY-GATTA LOWは、アッパーに防水フィルムを使っています。YY-CHANGEOVERなど撥水素材のモデルも、小雨程度なら気になりにくいでしょう。
Q. 幅広の足に合うモデルはありますか?
4.5Eの「パワークッションM130W(男性用)」「パワークッションL130W(女性用)」があります。男女兼用モデルの多くは3.5Eです。
まとめ
- ヨネックスのオフコートシューズは、コートの外で履く普段履き・移動用の靴
- 共通の強みは、衝撃をやわらげるパワークッション(プラス)
- 選ぶ順番は、①どこで履くか→②足の幅→③予算
- 最初の1足ならYY-CHANGEOVER、雨の日ならYY-UNSEEDEDかYY-GATTA LOW、最新技術ならYY-BASELINE GT
- 幅広の足なら、4.5EのM130W・L130Wも候補
まずは、次の大会の日にどんな場面で一番長く立っているかを思い出してみてください。そこから、選ぶべき1足が見えてきます。

