ソフトテニスを始めたばかりだと、「4ポイントでゲームなのに、なぜ3対3でも終わらないの?」「ファイナルゲームって何?」と戸惑う場面が多いはずです。

この記事では、試合の流れに沿って基本ルールを5分で整理します。ゲーム数の数え方からサーブ、失点になる場面、コートの大きさまで、初心者がまず押さえたい内容に絞りました。

ルールは改訂されることがあります。2026年4月にも競技規則などが改訂されているため、最後に「最新情報の確認方法」もまとめています。

まず結論|ソフトテニスのルール早見表

項目基本ルール
人数ダブルス(2対2)が中心。シングルスもある
試合の長さ7ゲームマッチが主流(4ゲーム先取)
1ゲーム4ポイント先取。3対3はデュース
ファイナルゲームゲームカウントが並んだ時のみ、7ポイント先取
サーブ1ポイントにつき2回まで。連続で外すと失点
ボールワンバウンドまたはノーバウンドで返す

この表の中身を、以下で順番に見ていきます。

試合の形式|ゲーム数と勝敗の決まり方

ダブルスが中心、中学校の部活もダブルス

ソフトテニスは、ネットを挟んで相手のコートへボールを打ち合う競技です。1対1のシングルスと2対2のダブルスがあり、中学校などの部活ではダブルスが一般的です。

ダブルスの試合で前衛と後衛が構えるソフトテニスの試合風景

7ゲームマッチ・5ゲームマッチ・9ゲームマッチ

試合は「何ゲーム先取で勝ちか」によって種類が分かれます。

形式勝利に必要なゲーム数ファイナルになるカウント主な場面
5ゲームマッチ3ゲーム先取2対2中学校の地区大会など
7ゲームマッチ4ゲーム先取3対3最も一般的な形式
9ゲームマッチ5ゲーム先取4対4大会によって採用される形式

どの形式でも、過半数のゲームを先に取ったペアが勝ちというシンプルな考え方です。大会ごとに形式が決まっているので、要項で確認しましょう。

1ゲームの決まり方|4ポイント先取とデュース

基本は4ポイント先取

1ゲームは、先に4ポイントを取ったペアが獲得します。

3対3になったらデュース

ただし、お互いに3ポイントずつになった場合は「デュース」です。デュースになると、2ポイント連続で取った方がゲームを獲得します。

連続で取れなければ「デュースアゲン」となり、どちらかが2ポイントを連取するまでゲームが続きます。

例:3対3 → Aが1ポイント(Aのアドバンテージ)→ Bが取り返す(デュースアゲン)→ Aが2ポイント連取 → Aがゲーム獲得

ファイナルゲームのルール|勝敗を決める最後の1ゲーム

ゲームカウントが並んだとき(7ゲームマッチなら3対3)に行うのがファイナルゲームです。通常のゲームとの違いは3つあります。

  1. 7ポイント先取で勝ちになる(通常は4ポイント)
  2. 6対6になるとデュースになり、2ポイント連取で勝つ
  3. サーバーは2ポイントごとに交代する(通常のゲームは1ゲーム単位で交代)

ファイナルゲームはそのまま試合の勝敗が決まるため、サーブの順番を事前にペアで確認しておくことが大切です。細かい運用は大会規程や審判の指示に従いましょう。

サーブ(サービス)のルール

1ポイントにつき2回まで打てる

サーブは1ポイントにつき2回打てます。1回目がミス(フォルト)でも、もう1回打てます。2回連続で失敗すると、相手に1ポイントが入ります。

サーバーの順番

サーバーは1ゲームごとに交互になります。ダブルスでは、サーバー側のペアの後衛と前衛が2ポイントずつ交互に打ちます。ゲームが決まるまでは、同じペアがサーブを続けます。

レシーバーは1バウンドさせてから返す

サーブを受ける側(レシーバー)は、サーブを必ず1バウンドさせてから打ち返します。サーブをノーバウンドで打ち返すことはできません。

失点になる6つの場面

ソフトテニスでは、次のようなプレーで相手にポイントが入ります。

ソフトテニスのコートに張られたネットとサイドライン
  1. 打ったボールがネットを越さなかった
  2. 打ったボールがコートの外に出た
  3. ボールが2バウンドする前に打ち返せなかった
  4. ボールが自分の身体や服に触れた
  5. ラケットや身体がネットに触れた(ネットタッチ)
  6. ボールがラケットに2度以上触れた(2度打ち)

特に初心者がやりがちなのが、④身体や服への接触と⑤ネットタッチです。ボールを追ってネットに近づくプレーでは、特に注意しましょう。

コートとネットの基礎知識

ダブルスで使うコートは、縦23.77m、横10.97mです。これは硬式テニスと同じ大きさですが、ネットの張り方だけが異なります。ソフトテニスでは、決められた大きさにラインを設定し、ネットを水平に張れば、グラウンドでもテニスコートでもプレーできます。

ソフトテニスのコート全景(ダブルスのコート)

ネットの高さの規定は、記事末の関連記事で詳しく解説しています。

試合の流れを例で追ってみよう

7ゲームマッチの進み方を、1つの例で見てみます(数字は例です)。

ゲーム取ったペアゲームカウントポイント
第1ゲームAA 1 – 0 B4–2
第2ゲームBA 1 – 1 B4–1
第3ゲームAA 2 – 1 B5–3(デュースあり)
第4ゲームBA 2 – 2 B4–2
第5ゲームBA 2 – 3 B4–0
第6ゲームAA 3 – 3 B4–2
ファイナルAA 4 – 3 B7–5

カウントが3対3に並んだため、第7ゲームがファイナルゲームになります。ここは7ポイント先取で勝敗が決まります。

初心者がつまずきやすいポイント

  • 「3対3で終わらない」:デュースは2ポイント差がつくまで続きます。
  • 「ゲーム数とポイント数を混同する」:ゲームは4ポイント、試合は4ゲーム(7ゲームマッチ)を先取します。
  • 「ファイナルでサーブ交代が早い」:ファイナルゲームのみ、2ポイントごとにサーバーが代わります。
  • 「サーブは打ち直せる」:2回目を外すとダブルフォルトで失点です。
  • 「後衛だけがサーブ」:ダブルスでは、前衛もサーブを打ちます。

2026年のルール改訂と最新情報の確認方法

日本ソフトテニス連盟の公開情報(各都道府県連盟の告知を含む)では、競技規則・審判規則・大会運営規則が令和8年(2026年)4月1日に改訂され、あわせてルールブック(旧ソフトテニスハンドブック)も改定されると案内されています。

本記事は基本的なルールを扱っています。ルールの細部や、新しい運用は必ず日本ソフトテニス連盟の最新ルールブックと、大会要項で確認してください。 中学校の大会では、地区や大会によって試合形式などが異なります。

公認マークの扱いが変わった話題など、関連する運用の変更は記事末の関連記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. ソフトテニスと硬式テニスは、何が違いますか?

コートの大きさは同じですが、ボールがゴム製で、ネットの張り方も異なります。ソフトテニスは日本で生まれた競技で、ダブルスが主流なのも特徴です。

Q. 中学生の試合は何ゲームマッチですか?

7ゲームマッチが主流ですが、中学校の地区大会などでは5ゲームマッチが使われることがあります。大会要項で確認してください。

Q. 1試合はどのくらいの時間ですか?

試合形式やゲームの展開によって異なります。目安は、記事末の「1試合の時間」の記事で解説しています。

Q. ゼッケンの付け方にも決まりがありますか?

大会ではゼッケンの位置やサイズが定められています。詳しくは、記事末のゼッケンの記事を参考にしてください。

Q. 審判のコールは何を言っているのですか?

主審が試合の進行を伝えるコールがあります。意味は、記事末の審判コールの記事で確認できます。

まとめ

  • ソフトテニスはダブルス中心。7ゲームマッチなら4ゲーム先取
  • 1ゲームは4ポイント先取。3対3はデュースで2ポイント差まで続く
  • ゲームカウントが並んだらファイナルゲーム(7ポイント先取)
  • サーブは2回まで。連続フォルトで失点
  • 失点は6つの場面。身体への接触とネットタッチに注意
  • 細部は最新の連盟ルールブックと大会要項で確認

まずは試合を1つ観て、ゲームカウントとポイントを追いかけてみてください。ルールの全体像が頭に入ると、練習中の判断も楽になります。

あわせて読みたい