「ソフトテニスの日本代表って、誰が選ばれているの?」「中学生でも代表になれるの?」。アジア大会で日本代表の活躍を見て、こう感じた人は多いはずです。
結論から言うと、ソフトテニスの日本代表は、日本ソフトテニス連盟が毎年決める「全日本チーム」です。ナショナル・U-21・U-17・U-14の4区分があり、それぞれ男女別に選ばれています。この記事では、2026年10月時点の公式発表をもとに、代表の仕組み、メンバー、選考方法、国際大会の結果を整理しました。
まず結論|ソフトテニス日本代表の全体像
| 項目 | 2026年10月時点の内容 |
|---|---|
| 正式な呼び方 | 全日本チーム(全日本強化チーム) |
| 区分 | ナショナル/U-21/U-17/U-14(各男女) |
| 決定・発表 | 令和8年チームは2025年12月25日に連盟が発表 |
| 主な国際大会(2026年) | 第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)、第5回世界ジュニア選手権(中国) |
| アジア大会の成績 | 金4・銀2・銅2(全5種目でメダル) |
| ユニフォーム | ヨネックスがオフィシャルサプライヤー |
※出典:日本ソフトテニス連盟「全日本強化チーム」ページ、「令和8年全日本チーム決定について」、JOC「愛知・名古屋アジア大会」結果ページ。
全日本チームの4区分と人数

日本ソフトテニス連盟は、日本代表の候補となる選手を年代別の4チームに分けて強化しています。令和8年(2026年)の人数は次のとおりです。
| 区分 | 男子 | 女子 | 主な所属 |
|---|---|---|---|
| ナショナルチーム | 16名 | 16名 | 実業団・大学・クラブ |
| 全日本U-21チーム | 10名 | 13名 | 大学(日本学連)が中心 |
| 全日本U-17チーム | 18名 | 14名 | 高校 |
| 全日本U-14チーム | 20名 | 20名 | 中学校・ジュニアクラブ |
4区分の合計は127名です。
※出典:日本ソフトテニス連盟「令和8年全日本チーム」選手一覧(PDF)。人数は同資料の掲載人数を数えたものです。
「日本代表」と「ナショナルチーム」の違い
ふだん「日本代表」と呼ばれるのは、この全日本チームのことです。ただし、特定の国際大会に出る「代表選手」は、全日本チームの中からさらに絞り込まれます。たとえば2026年のアジア競技大会の日本代表は、ナショナルチーム32名のうち10名でした。
U-20からU-21へ
2020年3月に連盟が公開した選考基準では、アンダーチームの区分が「U-14、U-17、U-20」と書かれていました。令和8年チームはU-21です。区分は年によって見直されることがあるため、最新の名称は連盟の発表で確認しましょう。
2026年ナショナルチームのメンバー
ナショナルチーム(男女各16名)の顔ぶれは、日本ソフトテニス連盟の発表どおり、次のとおりです(五十音順)。
男子ナショナルチーム(16名)
| 氏名 | 所属 |
|---|---|
| 浅見竣一朗 | 早稲田大学 |
| 安達宣 | 早稲田大学 |
| 上岡俊介 | Up Rise |
| 植田璃音 | 早稲田大学 |
| 上松俊貴 | NTT西日本 |
| 内田理久 | NTT西日本 |
| 内本隆文 | NTT西日本 |
| 片岡暁紀 | 東邦ガス |
| 菊山太陽 | 法政大学 |
| 黒坂卓矢 | 日本体育大学 |
| 塚本光琉 | 岡崎城西高校 |
| 長江光一 | NTT西日本 |
| 橋場柊一郎 | 法政大学 |
| 広岡宙 | NTT西日本 |
| 丸山海斗 | one team |
| 矢野颯人 | NTT西日本 |
女子ナショナルチーム(16名)
| 氏名 | 所属 |
|---|---|
| 青松淑佳 | ヨネックス |
| 岩倉彩佳 | どんぐり北広島 |
| 久保晴華 | ナガセケンコー |
| 左近知美 | ナガセケンコー |
| 高橋偲 | どんぐり北広島 |
| 天間美嘉 | 日本体育大学 |
| 天間麗奈 | 日本体育大学 |
| 中谷さくら | 明治大学 |
| 中谷ももこ | 明治大学 |
| 浪岡菜々美 | ナガセケンコー |
| 長谷川憂華 | ワタキューセイモア |
| 原口美咲 | ワタキューセイモア |
| 前川愛生 | 東芝姫路 |
| 前田梨緒 | 明治大学 |
| 宮前希帆 | ワタキューセイモア |
| 吉田澪奈 | ヨネックス |
※出典:日本ソフトテニス連盟「令和8年 ナショナルチーム選手」(全日本強化チームページ掲載のPDF)。所属は発表時点のものです。
男子はNTT西日本から6名、女子は日本体育大学・明治大学の大学生が5名入っているのが特徴です。男子には高校生(岡崎城西高校)も1名入っています。
監督(ナショナルチーム)
令和7年・8年の強化スタッフ表によると、ナショナルチームの監督は男子が篠原秀典氏(日本体育大学)、女子が佐藤英宣氏(トヨタ自動車)です。
中学生でも日本代表になれる?|U-14・U-17・U-21
中学生年代はU-14チームに入ることで、日本代表の強化対象になります。令和8年のU-14は男女各20名で、所属は中学校の部活動だけでなく、地域のジュニアクラブも多く含まれています。
| 区分 | 対象の目安 | 令和8年の特徴 |
|---|---|---|
| U-14 | 中学生年代 | 中学校22名・ジュニアクラブなど18名 |
| U-17 | 高校生年代 | 全員が高校所属。東北高校8名、尽誠学園高校5名など |
| U-21 | 大学生年代 | 23名中22名が大学(日本学連)所属 |
アンダーチームの選手名は、連盟の「全日本強化チーム」ページで公開されています。本記事では、未成年の選手が多いため個人名は掲載していません。
日本代表はどうやって選ばれる?|選考と予選会

選考の流れは、大きく「全日本チームの選考」と「大会ごとの代表選考」の2段階です。
全日本チームの選考(過去の基準の例)
連盟は2020年3月に、2021年ナショナルチームの選考基準を公開しています。主なポイントは次の3つです。
- 人数は男女各20名程度
- 前年の総合ランキング上位と全日本シングルス選手権の優勝者を選ぶ
- 残りは、全日本選手権などの上位入賞者や前年の全日本チーム所属選手から連盟が推薦で選ぶ
決定は12月上旬ごろで、本人の了解を得てから連盟サイトで発表する流れでした。これは過去の基準なので、最新の基準は連盟の発表で確認してください。
アジア競技大会の日本代表予選会
国際大会に向けては、予選会が開かれることがあります。2026年アジア競技大会の日本代表予選会は、2026年3月20日〜22日に福島県棚倉町で行われました。
| 日程 | 試合方式 |
|---|---|
| 1日目 | トーナメントでベスト8を決める |
| 2日目 | 8名を2ブロックに分けてリーグ戦。各ブロック上位2名が進出 |
| 3日目 | 4名で最終リーグ戦。1位を代表に推薦 |
※出典:日本ソフトテニス連盟「第20回 アジア競技大会日本代表予選会について」(2026年3月12日掲載)。
強化合宿
全日本チームは、選ばれたあとに強化合宿で練習を重ねます。連盟は過去に「全日本チーム 強化合宿スケジュール」をお知らせで公開したことがあります。合宿の日程や場所は年によって変わります。
2026年アジア競技大会の結果

第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)のソフトテニス競技は、名古屋市東山公園テニスセンターで、2026年9月18日〜23日に行われました。
日本代表選手(10名)
| 男子 | 女子 |
|---|---|
| 上松俊貴(NTT西日本) | 岩倉彩佳(どんぐり北広島) |
| 内本隆文(NTT西日本) | 天間麗奈(日本体育大学) |
| 黒坂卓矢(日本体育大学) | 中谷さくら(明治大学) |
| 広岡宙(NTT西日本) | 前田梨緒(明治大学) |
| 丸山海斗(one team) | 宮前希帆(ワタキューセイモア) |
※選手名はJOC「愛知・名古屋アジア大会」ソフトテニス日本代表選手団ページ、所属は連盟の令和8年ナショナルチーム一覧によるものです。
種目別の結果
| 種目 | 日程 | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 男子国別対抗 | 9月18日・20日 | 金メダル(決勝でチャイニーズ・タイペイに2-0) |
| 女子国別対抗 | 9月18日・20日 | 金メダル(決勝でチャイニーズ・タイペイに2-1) |
| ミックスダブルス | 9月21日 | 上松・天間組が銀、丸山・前田組が銅 |
| 男子シングルス | 9月22日・23日 | 上松俊貴が金、黒坂卓矢が銀 |
| 女子シングルス | 9月22日・23日 | 天間麗奈が金、宮前希帆が銅 |
日本は全5種目でメダルを獲得し、合計は金4・銀2・銅2の8個でした。男子シングルスの決勝は、上松選手と黒坂選手の日本人対決(4-3)でした。ミックスダブルスの決勝は、チャイニーズ・タイペイのペアに4-5で敗れています。
※出典:JOC「愛知・名古屋アジア大会」ソフトテニス 9月20日・21日・23日の結果ページ、日本ソフトテニス連盟掲載の公式リザルト(混合ダブルス・女子シングルスのメダリスト一覧)。
次の国際大会|第5回世界ジュニア選手権
アジア大会のあとは、ジュニア世代の国際大会が続きます。全日本チームの区分(U-14・U-17・U-21)とは年齢の区切りが異なる点に注意しましょう。連盟は2026年10月1日、第5回世界ジュニアソフトテニス選手権の日本選手団を発表しました。
- 大会日程:2026年10月27日に開会式、28日〜30日に試合(派遣期間は10月26日〜11月1日)
- 開催地:中国・湖北省京山市(京山市国際テニストーナメントセンター)
- 種目:国別対抗(U-15・U-18・U-21の男女ダブルス各3ペアで構成)、個人戦(ダブルス・シングルス)。ミックスダブルスはありません
派遣選手の一覧は、連盟のお知らせに掲載されたPDFで確認できます。
※出典:日本ソフトテニス連盟「【日本選手団決定】第5回世界ジュニアソフトテニス選手権について」(2026年10月1日掲載)。
日本代表のユニフォーム

全日本ナショナルチームとアンダー日本代表のユニフォームは、ヨネックスが提供しています。ヨネックスの「ソフトテニス日本代表ポータルサイト」によると、連盟とヨネックスは2021年2月にオフィシャルサプライヤー契約を結び、2024年2月にさらに3年間更新しました。ユニフォームのほか、ストリンギング(ガット張り)サービスも担っています。
スポーツ店や通販では、ヨネックスの「日本代表着用モデル」をうたうゲームシャツやハーフパンツが販売されています。購入するときは、次の2点を確認しましょう。
- 商品名や公式サイトで、どの年の、どのチームの着用モデルか
- 自分の大会で着るなら、大会で着用できるウェアの条件を満たしているか
日本代表の最新情報を追う方法
代表の情報は、連盟の公式発表が最も確実です。チェックしたい場所は次の3つです。
- 日本ソフトテニス連盟「全日本強化チーム」ページ:年ごとのチーム表(PDF)と関連のお知らせ
- 連盟のお知らせ(「日本代表」カテゴリ)・大会ページ:代表決定、予選会の要項、国際大会の結果
- JOCの大会ページ:アジア競技大会の日本代表選手団と結果
例年、翌年の全日本チームは12月末〜1月ごろに発表されています(令和6年チームは2024年1月15日、令和7年チームは2025年1月9日、令和8年チームは2025年12月25日に掲載)。
よくある質問
Q. 2026年のソフトテニス日本代表は誰ですか?
日本ソフトテニス連盟が発表した令和8年ナショナルチーム(男女各16名)が中心です。アジア競技大会には、そのうち男子5名・女子5名が出場しました。メンバーは本記事の一覧表をご覧ください。
Q. ソフトテニス女子日本代表のメンバーは?
令和8年の女子ナショナルチームは16名です。所属は、ナガセケンコー、ワタキューセイモア、ヨネックスなどの実業団や、日本体育大学・明治大学などの大学です。アジア大会女子代表は、岩倉彩佳、天間麗奈、中谷さくら、前田梨緒、宮前希帆の5名でした。
Q. 日本代表のキャプテンは誰ですか?
2026年10月時点で、連盟の全日本チーム発表資料にキャプテンの記載は確認できませんでした。大会ごとに主将を置く場合もあるため、大会時の連盟・JOCの発表で確認してください。
Q. 中学生の日本代表はありますか?
あります。全日本U-14チームが中学生年代の日本代表です。令和8年は男女各20名で、中学校の部活動だけでなく、地域のジュニアクラブに所属する選手も選ばれています。
Q. 日本代表のユニフォームはどこのメーカーですか?
ヨネックスです。2021年2月に連盟とオフィシャルサプライヤー契約を結び、2024年2月に3年間の更新をしています。
まとめ
- ソフトテニス日本代表=連盟が選ぶ全日本チーム。ナショナル・U-21・U-17・U-14の4区分(令和8年は計127名)
- ナショナルチームは男女各16名。男子はNTT西日本から6名
- 選考は「全日本チームの選考」と「大会ごとの代表選考(予選会など)」の2段階
- 2026年アジア競技大会は、金4・銀2・銅2で全5種目メダル
- 次は第5回世界ジュニア選手権(10月28日〜30日に試合)
- 最新情報は、連盟の「全日本強化チーム」ページで確認する
代表選手のプレーは、国内大会でも見られます。11月の天皇杯や、年明けのインドア大会で、日本代表の選手たちを応援してみてください。

