「白いラケットがかっこいいけど、汚れが目立ちそう」「ピンクのかわいいラケットはある?」。ラケットを選ぶとき、色で迷う人は多いです。
結論から言うと、ソフトテニスラケットの色で性能は変わりません。だからこそ、先に性能(ポジション・レベル)でモデルを絞り、その中から色を選ぶのが失敗しない順番です。
この記事では、白・黒・ピンク系の違いやヨネックス・ミズノの現行カラーを、公式情報で確認できた範囲でまとめました(2026年10月29日確認)。
結論|ラケットの色で性能は変わらない
ラケットの飛びや打球感を決めるのは、フレームの素材・形・重さ・バランス、そして張るガットとテンションです。フレームの色は、塗装やデザインの違いです。
これは、日本ソフトテニス連盟の公認の考え方からも読み取れます。連盟の「用具・用品・テニスコート施設に関する公認規程」では、公認済みのラケットに新製品を加える場合は申請が必要です。ただし、同じブランドでの色・柄・デザインの変更は、申請が不要とされています。つまり、色や柄を変えただけでは、改めて公認を受け直す必要がないという扱いです。
メーカーの製品ページも、スペックはモデル単位です。ヨネックス公式オンラインショップのボルトレイジ7Sも、新色の案内はあっても、色ごとのスペックは書かれていません。
色より気にしたい「個体差」
同じモデル・同じ色でも、重さには個体差があります。ミズノの公式ショップでは、重量が「(平均)約223g」のように平均値で表記されているモデルがあります。重さにこだわる人は、色を決めたあとに店頭で量ってもらうと安心です。
失敗しない色の選び方|4つのステップ

色から先に決めると、「好きな色が合わないモデルにしか無い」ということが起こります。次の順番で絞り込みましょう。
| ステップ | 決めること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ポジションとレベルでモデルを絞る | 前衛向け・後衛向け・オールラウンド、初心者向けか中上級者向けか |
| 2 | グリップサイズと重さを決める | 手の大きさや筋力に合わせる。同じモデルでも選べるサイズがある |
| 3 | 候補モデルの現行カラーを確認する | メーカー公式で色の展開を見る。販売店によって在庫の色が違う |
| 4 | 部活の指定とガット・グリップを確認する | チームで色をそろえる決まりがないか。組み合わせを考える |
ヨネックスの主なモデルは、品名の末尾のV(前衛向け)・S(後衛向け)・バーサス(オールラウンド)でポジションが分かれています。たとえば「ジオブレイク70」なら、70V・70S・70バーサスの3本が同じ2色で展開されています。ポジションを決めてから色を選んでも、選択肢が減りにくいのです。
ヨネックス・ミズノの現行カラー一覧
2026年10月29日に、メーカー公式サイトで確認したカラー展開です。新色の追加や販売終了で変わるため、購入前に公式で最新の情報を確かめてください。
ヨネックスの主なモデル
| モデル | 公式サイトのカラー表記 |
|---|---|
| ボルトレイジ8S・8V | バーガンディー(2026年7月上旬発売) |
| ボルトレイジ7S・7V・7バーサス | プラチナ、フレッシュグリーン(2026年9月中旬発売予定と表記) |
| ボルトレイジ7Sステア・7Vステア | シトラスグリーン |
| ボルトレイジ5S・5V・5バーサス | ジュエルブルー |
| ジオブレイク80S・80V | ゴールド/パープル、プラウドホワイト |
| ジオブレイク80G | プラウドホワイト |
| ジオブレイク70S・70V・70バーサス | ディープパープル、タンゴレッド |
| ジオブレイク70Sステア・70Vステア | ペールグリーン |
| ジオブレイク50S・50V・50バーサス | マリン、ライムイエロー |
| エアライド | セルリアンブルー、ブラック/シルバー、ミストパープル |
| ソア | ネイビーブルー、サックス、キャメル、ホワイト/ネイビー/グリーン |
ヨネックス公式サイトには、ラケットとストリング(ガット)の色の組み合わせを画面上で試せる「カラバリ(ラケット×ストリングシミュレーション)」のページもあります。
ミズノの主なモデル
ミズノは、公式オンラインショップの商品ページで「色番号:色名」の形で表記しています。2026年10月29日時点で掲載されていた主なモデルです。
| モデル | 公式ショップのカラー表記 |
|---|---|
| デュアルストライクS-50・V-50・VS-50 | 01:ホワイト(2026年秋冬) |
| アクロスピードS-01・V-01 | 20:アイスブルー×パープル、32:アッシュグリーン×イエロー(2026年春夏) |
| アクロスピードV-05(63JTN6A5) | 01:パールホワイト×ターコイズ(2026年春夏) |
| ディーフォースVS-50(63JTN647) | 01:ホワイト×ピンクゴールド、08:チャコール×グレイッシュブルー |
| テクニクス(63JTN677) | 01:ローズレッド×サファイアブルー、08:チャコール×ミント、25:ブラック×ブルー、38:ライム×スカイブルー |
かっこ内は、商品ページの「発売シーズン」の表記です。ミズノの公式ショップは在庫のある商品を表示しているため、前年以前のモデルも並んでいます。また、色によっては「SOLD OUT」の表示になっているものもあります。同じ名前でも品番が違う世代があるので、注文するときは品番と色番号の両方で確認しましょう。
白・黒・ピンク系…色ごとの実際の違い

性能は同じでも、色によって汚れや傷の見え方、手入れの手間は変わります。
白いラケット|清潔感があるが、汚れは目立ちやすい
白(ホワイト系)は、ラケットの定番色の一つです。現行では、ヨネックスのジオブレイク80S・80V・80Gのプラウドホワイト、ジュニア向けのエースゲート66・63・59のホワイト、ミズノのデュアルストライク(2026年秋冬)のホワイトなどがあります。
- 良い点:清潔感があり、どの色のガットやグリップとも合わせやすい
- 気になる点:クレーや砂入り人工芝のコートでは、土や砂の汚れ、手あかが目立ちやすい
- 手入れ:練習後に、固くしぼったタオルでフレームを拭くだけで見た目が保ちやすくなります
黒いラケット|汚れは目立ちにくいが、擦り傷は白っぽく見えやすい
黒(ブラック系)は、引き締まった見た目が人気です。現行では、ヨネックスのエアライドのブラック/シルバー、ミズノのテクニクスのブラック×ブルーなどがあります。
- 良い点:土汚れや手あかが目立ちにくい
- 気になる点:コートに擦った傷が、白っぽい線になって目立つことがある
- 注意:夏の直射日光の下では、濃い色ほど表面が熱くなりやすいので、ベンチではケースにしまうのがおすすめです
ピンク・パープル系|「かわいい色」は選択肢が限られる
ピンクやパープルの「かわいい色」を探す女子選手は多いです。ただし、2026年10月29日時点のヨネックス公式の一覧には、「ピンク」と名の付く色は見当たりませんでした。
その代わり、パープル系はヨネックスにエアライドのミストパープル、ジオブレイク70のディープパープル、ジオブレイク80のゴールド/パープルがあります。ミズノでは、ディーフォースVS-50のホワイト×ピンクゴールド、テクニクスのローズレッド×サファイアブルー、アクロスピード01のアイスブルー×パープルが、ピンク・パープル系に近い選択肢です。
フレームでピンクが見つからないときは、ガットやグリップテープでピンクを入れる方法もあります。
傷を目立たせないコツ
色を問わず、傷がつきやすいのはフレームの先端です。エッジガード(フレーム先端を守る保護テープ)を貼っておくと、塗装の欠けを減らせます。
「白は見えにくい」「色で相手を惑わせる」は本当?
「白いラケットは、相手から打球の瞬間が見えにくい」「派手な色は相手の集中を乱す」といった話を聞くことがあります。
しかし、これを裏づける公的な資料や研究は、当サイトの調査では確認できませんでした(2026年10月時点)。根拠の確かでない俗説と考えておきましょう。
それよりも、自分が気持ちよく振れる色かどうかを大切にしましょう。
大会のルールでラケットの色は決まっている?
確認できる連盟の公開資料では、ラケットの色そのものを制限する記載は見当たりませんでした。
ラケットで大切なのは、色ではなく公認品かどうかです。連盟の公認規程では、公認ラケットには連盟から購入した証紙(いわゆる公認マーク)を貼ることになっています。2026年4月1日現在のラケットの公認メーカーは、ミズノ、ヨネックス、ゴーセン、住友ゴム工業、アルペン、落合コーポレーションの6社です。
ただし、部活やクラブによっては「チームで色をそろえる」などの独自の決まりがある場合もあります。買う前に、顧問の先生や先輩に確認しておくと安心です。
新色・同じモデルの色違いを買うときの注意
人気モデルは、同じモデルのまま新しい色が追加されることがあります。2026年は、ヨネックスのボルトレイジ7S・7V・7バーサスに「プラチナ」が加わり、公式サイトでは2026年9月中旬発売予定と表記されています。
ミズノでも、アクロスピードV-05(品番63JTN5A5)の商品ページには「2025年春夏」と「2025年秋冬」の2色が並んでいます。
新色・色違いを買うときは、次の3点を確認しましょう。
- 品番と色番号:同じモデル名でも、色や世代で番号が変わります。ネット注文では特に注意しましょう
- 発売時期:「発売予定」の色は、予約になる場合があります。大会に間に合うか逆算しましょう
- 買い足し・買い替え:2本目を同じ色でそろえたいなら、旧色の在庫があるうちに早めに確保しておくのが安心です
ガット・グリップの色との組み合わせ

フレームの色が決まったら、ガットとグリップテープで見た目を整えます。考え方は「同系色でそろえる」「白でまとめる」「差し色を入れる」の3つです。ヨネックス公式の「カラバリ」ページを使えば、買う前に画面上で組み合わせを試せます。
グリップテープは消耗品なので、色を変えて気分転換するのに向いています。
よくある質問
Q. ソフトテニスラケットの新色は何色ですか?
2026年10月29日時点のヨネックス公式サイトでは、ボルトレイジ7S・7V・7バーサスのプラチナ(2026年9月中旬発売予定と表記)、ボルトレイジ8S・8Vのバーガンディー(2026年7月上旬発売)に、2026年の発売時期が書かれています。ミズノでは、デュアルストライクS-50・V-50・VS-50のホワイトが「2026年秋冬」のモデルとして公式ショップに掲載されています。
Q. ジオブレイク70とジオブレイク80は何色がありますか?
ヨネックス公式サイトでは、ジオブレイク70S・70V・70バーサスがディープパープル、タンゴレッドの2色です。ジオブレイク80S・80Vはゴールド/パープル、プラウドホワイトの2色です(2026年10月29日確認)。
Q. 色違いのラケットで、重さや打球感は変わりますか?
変わりません。メーカーのスペックもモデル単位です。ただし重さには個体差があるので、気になる人は店頭で量ってもらいましょう。
Q. ピンクのソフトテニスラケットはありますか?
2026年10月29日時点のヨネックス公式の一覧には、「ピンク」と名の付く色は見当たりませんでした。ミズノのディーフォースVS-50のホワイト×ピンクゴールドなどが、ピンク系に近い選択肢です。ガットやグリップでピンクを取り入れる方法もあります。
Q. ソフトテニスラケットに合うガットの色は?
フレームと同系色でそろえる、白でまとめる、差し色を入れる、の3つの考え方があります。迷ったら、どの色のフレームにも合わせやすい白が無難です。ただし部活やチームで色の指定がある場合は、そちらを優先しましょう。
まとめ
- ラケットの色で性能は変わらない。連盟の公認規程でも、色違いは新製品として申請不要
- 選ぶ順番は、ポジション・レベル→サイズと重さ→色→部活の指定
- 白は汚れが、黒は擦り傷が目立ちやすい。手入れの手間も考えて選ぶ
- ピンク系はフレームでは選択肢が少ない。ガットやグリップで取り入れるのも手
- 「白は見えにくい」などは根拠の確かでない俗説。自分が気持ちよく振れる色を選ぶ
- 新色・色違いは、品番・色番号・発売時期を確認してから注文する
まずは自分のポジションに合うモデルを2〜3本に絞り、その色の展開をメーカー公式で見比べてみてください。

