ラケットのガットに付いている小さなパーツ、「振動止め(ダンパー)」。「効果あるの?」「ソフトテニスでは禁止じゃないの?」「どう付けるの?」と、疑問に思う人は多いはずです。

結論から言うと、振動止めは手に伝わる振動と打球音をやわらげるためのアクセサリです。飛びやスピンなどの性能は変わりません。効果の感じ方は人それぞれで、好みで使う道具と考えるのが正解です。この記事で、効果・ルール・付け方・選び方を整理します。

まず結論|振動止めでわかること

疑問答え
効果はある?振動と打球音をやわらげる。感じ方は人それぞれ
性能は変わる?飛び・スピンなどは変わらない
禁止なの?一律に禁止とは言い切れない。大会・連盟の規定を確認
付ける人は多い?硬式より少なめ。好みで使う

振動止めは「付けなければいけない道具」ではありません。打球感や音が好みに合うかどうかで判断しましょう。

振動止めの効果|振動と音をやわらげる

振動止めは、ガットの振動を吸収し、手に伝わる「ビーン」という振動や、打球音をやわらげます。

  • 打球時のしびれるような振動が軽くなる
  • 打球音が静かになる
  • 打球感がマイルドに感じる人もいる

一方で、注意したい点もあります。

  • 性能(飛び・スピン)は変わらない
  • 打球感の情報が減るため、「手ごたえがほしい」人には合わないことも
  • ひじの故障を必ず防ぐわけではない(痛みがある場合は、まず休養と専門家への相談を)

効果の感じ方には個人差があります。一度付けてみて、合わなければ外すくらいの気持ちで試すのがおすすめです。

ソフトテニスで禁止なの?|ルールの考え方

「ソフトテニスで振動止めは禁止ですか?」という質問はよくあります。結論は、一律に禁止とは言い切れません。使ってよいかは、大会・連盟の規定や、学校・チームの指定で確認してください。

参考までに、硬式テニスでは、振動止めを付ける位置に国際的なルール(ストリングの決められた範囲に付ける等)があります。ソフトテニスでも、迷う場合は顧問の先生や大会担当に確認するのが確実です。

なお、ソフトテニスで振動止めを使う人は、硬式ほど多くありません。ソフトテニスのガットはやわらかく、もともと振動が小さいことが理由の一つと考えられます。

種類|バー型とシングル型

ソフトテニスラケット(振動止めを付けるラケットのイメージ)

振動止めは、大きく2タイプに分かれます。

タイプ特徴向いている人
バー型(細長い)広い範囲で振動を抑える。外れにくいしっかり振動を抑えたい人
シングル型(ボタン状)小さくて軽い。見た目がすっきり手軽に試したい人・デザイン重視の人

まず試すなら、手軽なシングル型から。しっかり抑えたいならバー型、という選び方が分かりやすいです。

付け方|ガットの下部に取り付ける

振動止めは、ラケット面の下のほう(ガットの一番下の横糸のすぐ外側)に付けるのが一般的です。

  1. ラケット面の下部の縦糸(メインストリング)を確認する
  2. 振動止めの溝を、縦糸2本に引っかけるように差し込む
  3. しっかりはまり、ぐらつかないかを確認する

付ける位置が高すぎると、打球の邪魔になることがあります。下部に付けるのが基本です。タイプによって付け方が少し違うため、商品の説明も確認しましょう。

外れ対策とデメリット

振動止めは、プレー中の衝撃で外れて飛ぶことがあります。

  • 定期的にぐらつきを確認する
  • ゆるくなったら、早めに付け直す・交換する
  • 合わないと感じたら、無理に使わず外す

また、打球感の情報が減るため、面のどこに当たったかを感じ取りたい人には向かないことがあります。メリット・デメリットの両方をふまえて、自分に合うか試しましょう。

振動止め以外で振動を抑える工夫

「手やひじの振動が気になるけれど、振動止めは合わない」という人は、次の工夫も検討できます。

工夫内容
ガットを替えるやわらかいナイロン(マルチ)系は、振動が出にくい傾向
テンションを下げる張りを少しゆるめると、打球がマイルドになる
グリップを見直すクッション性のあるグリップテープで衝撃をやわらげる
打点を安定させる面の中心で打つと、不快な振動が減る

振動や手ごたえは、振動止めだけでなく、ガット・テンション・グリップ・打ち方の組み合わせで変わります。振動止めは、その選択肢の一つと考えましょう。ガットやテンションの選び方は、記事末の「あわせて読みたい」も参考になります。

交換の目安と手入れ

振動止めは消耗品です。次のようなときは交換を考えましょう。

  • ゴムが硬くなった・ひび割れた
  • 付けてもすぐゆるむ・外れる
  • 張り替えのタイミングで、ついでに点検する

ガットを張り替えるときは、いったん外すことが多いので、張り替えと同時に状態をチェックすると効率的です。

よくある質問

Q. ソフトテニスで振動止めは禁止ですか?

一律に禁止とは言い切れません。使ってよいかは、大会・連盟の規定や、学校・チームの指定で確認してください。迷う場合は、顧問の先生や大会担当に確認しましょう。

Q. 振動止めに効果はありますか?

手に伝わる振動や打球音をやわらげる効果があります。ただし感じ方は人それぞれで、飛びやスピンなどの性能は変わりません。好みで使う道具と考えましょう。

Q. 振動止めはひじの痛みを防げますか?

必ず防げるわけではありません。振動をやわらげる助けにはなりますが、痛みがある場合は、まず休養と、医療機関など専門家への相談を優先してください。

Q. 振動止めの付け方を教えてください。

ラケット面の下部で、縦糸2本に引っかけるように差し込みます。ぐらつかないか確認しましょう。付ける位置が高すぎると打球の邪魔になるため、下部に付けるのが基本です。

Q. ソフトテニスでも使っている人はいますか?

います。ただし、硬式ほど多くはありません。ソフトテニスのガットはやわらかく、もともと振動が小さいためと考えられます。好みで取り入れましょう。

まとめ

  • 振動止めは、振動と打球音をやわらげるアクセサリ
  • 性能(飛び・スピン)は変わらない。効果の感じ方は人それぞれ
  • 一律に禁止とは言えない。大会・連盟・チームの規定を確認
  • 種類はバー型とシングル型。まずは手軽なシングル型から
  • 付け方はガット下部の縦糸2本に差し込む。外れに注意

まずは一度付けて、打球感と音の変化を確かめてみてください。合わなければ外せばよいので、気軽に試せるアクセサリです。

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