「高校のソフトテニスって、1年でどんな大会があるの?」「インターハイと選抜、ハイジャパは何が違うの?」。高校で部活を続ける人や、その保護者の方が最初につまずくのが大会の仕組みです。

結論から言うと、高校ソフトテニスの中心は高体連(全国高等学校体育連盟)の大会です。春の県総体から夏のインターハイ、秋の新人戦から春の全国選抜へと、1年に2つの大きな流れがあります。この記事では、2026年度の日程・会場と各県の大会要項をもとに、大会の流れ、試合形式、中学との違い、費用、進路まで整理しました。

結論|高校ソフトテニスで押さえる5つのこと

項目ポイント
運営主な大会は都道府県の高体連ソフトテニス専門部が運営する
1年の流れ春〜夏:県総体→地区大会→インターハイ/秋〜春:新人戦→全国選抜
全国大会インターハイ(8月前後)、全国選抜(3月)、ハイスクールジャパンカップ(6月)、国スポ(10月)
試合形式団体戦は3ペアのダブルスで2勝した方が勝ち。マッチは7ゲームが基本
出場の条件同じ競技に出られるのは3回まで。日本ソフトテニス連盟への会員登録が必要な県もある

高校ソフトテニスと高体連の関係

審判台とネットが設置されたソフトテニスコートの全景

大会を運営するのは各県の高体連ソフトテニス専門部

高校の部活の大会は、ほとんどが高体連の主催です。実際の運営は、各都道府県の高体連にあるソフトテニス専門部が担当しています。

「高校ソフトテニス」で検索すると、上位には千葉・群馬・大阪などの専門部の公式サイトがずらりと並びます。大会の要項、組み合わせ、結果はまずここに載るので、自分の県の専門部サイトをブックマークしておきましょう。

全国の結果は全国高体連ソフトテニス専門部へ

インターハイや全国選抜の結果は、全国高体連ソフトテニス専門部のサイトにまとめられています。「栄光の記録」というページで過去の上位校も確認できます。競技用具やユニフォームの着用基準も、同じサイトの「全国常任委員より」のページに資料が載っています。

中学ソフトテニスとの違い

中学から続ける人は、次の違いを知っておくと戸惑いません。

項目中学高校
主催中体連高体連
夏の全国大会全中インターハイ(全日本高校選手権)
春の全国大会都道府県対抗の大会など全日本高校選抜(団体戦)
個人の全国大会夏の全中インターハイ個人戦に加え、ハイスクールジャパンカップ(シングルスもある)
3年生の引退夏の大会後県予選やインターハイ後(勝ち進むほど長く続く)

いちばん大きな違いは、全国につながる大会が1年に何度もあることです。夏のインターハイで結果が出なくても、秋からは選抜を目指して新チームで戦えます。

また、高校ではシングルスの全国大会(ハイスクールジャパンカップ)があります。ダブルス中心だった中学に比べ、シングルスの練習も大事になります。

1年の大会の流れ【2026年度の例】

屋内会場で大会の開会式に整列する選手たち(イメージ)

主な大会と時期

時期は都道府県によって前後します。ここでは群馬県高体連の2026年の更新履歴と、日本ソフトテニス連盟の大会情報をもとにまとめました。

時期大会ポイント
4月ハイスクールジャパンカップ県予選群馬県は4月上旬に結果を掲載
5月〜6月県総体(高校総体)地区大会やインターハイの予選を兼ねる県が多い
5月〜7月地区大会(関東・九州・中国など)2026年の関東大会は5月30〜31日、水戸市
6月下旬ハイスクールジャパンカップ2026年は6月25〜28日、札幌市
7月末〜8月インターハイ2026年は女子7月31日〜8月3日、男子8月4〜7日、京都府福知山市
9月〜11月新人戦・国スポ新人戦は1・2年生の新チームの大会。2026年の国スポは10月16〜19日、青森市
3月下旬全日本高校選抜第52回は2027年3月28〜30日、名古屋市

春〜夏:県総体からインターハイへ

1年でいちばん大きな山は、県総体(高校総体)からインターハイへの流れです。

たとえば熊本県では、2026年5〜6月の県総体が、全九州大会とインターハイの県予選を兼ねていました。団体戦の1位が全国、1・2位が九州大会に進みます。広島県の2025年度の要項では、県総体の団体優勝校がインターハイに進み、個人戦は男子6ペア・女子8ペアが代表でした。

このように、インターハイに出られるのは県でほんの一握りです。熊本県・広島県では団体戦は県で優勝した1校だけで、個人戦の枠は県によって違います。

なお群馬県のように、県総体とは別に「インハイ予選」を行う県もあります。自分の県の要項で確認しましょう。

関東大会などの地区大会

県総体の上位校は、地区大会に進みます。

2026年の関東高校ソフトテニス大会は、5月30〜31日に水戸市総合運動公園テニスコートで開かれました。中国地区では2025年に中国高校ソフトテニス選手権が7月に鳥取市で行われ、広島県からは団体戦に男女各4チームが出場しています。

地区大会がインターハイの予選を兼ねるかどうかは、地区によって違います。

インターハイ(全日本高校選手権)

インターハイのソフトテニス競技は、全日本高等学校ソフトテニス選手権大会として行われます。団体戦と個人戦(ダブルス)があり、高校日本一を決める大会です。

2026年は「近畿総体2026」として、京都府福知山市の三段池科研電機テニスコートで開かれました。団体戦の優勝は次のとおりです。

  • 男子団体:高田商(奈良)。2年ぶり22度目の優勝
  • 女子団体:須磨学園(兵庫)。初優勝

2027年は南関東総体で、ソフトテニスは山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園で開かれる予定です(山梨県実行委員会の資料より)。

秋〜春:新人戦から全国選抜へ

夏が終わると3年生が引退し、1・2年生の新チームで新人戦が始まります。

新人戦の時期から、春の全日本高校選抜の予選が動き出します。北海道の旭川支部では、2026年9月に第52回選抜の支部予選が行われました。

全国選抜は団体戦だけの大会で、近年は主に3月下旬に名古屋市で開かれています(2025年の第50回は和歌山市)。第52回は2027年3月28〜30日、名古屋市で行われる予定です。

ハイスクールジャパンカップと国スポ

ハイスクールジャパンカップ(ハイジャパ)は、日本ソフトテニス連盟などが主催する個人戦の全国大会です。男女のシングルスとダブルスがあり、2026年は第55回大会が6月25〜28日に札幌市で行われました。予選は春に都道府県ごとに行われます。

国民スポーツ大会(国スポ)は、都道府県の代表チームが戦う大会です。2026年は青森県青森市で10月16〜19日に行われました。高校生は少年の部の代表として選ばれることがあります。

試合形式(団体戦・個人戦)

コートでフォアハンドのストロークを打つソフトテニスプレーヤー

団体戦は3ペアのダブルスで2勝した方が勝ち

高校の団体戦は、3ペアがダブルスで戦い、先に2勝した学校が勝ちという形が基本です。

2026年のインターハイ決勝も、男女とも2勝0敗で決着し、残りの1対戦は「打ち切り」と記録されています。熊本県の2026年の要項では、1チームは4ペア編成(選手4〜8名)で、試合は3ペアで行うと定められています。

マッチは7ゲームが基本

熊本県・広島県の要項では、団体戦・個人戦とも7ゲームマッチ(先に4ゲームを取った方が勝ち)です。ただし試合の進み具合によって、5ゲームマッチに短くする場合があると書かれています。

使うボールは大会ごとに違う

公認球のメーカーは大会ごとに指定されます。広島県の2025年度の県総体では男子がケンコー、女子がアカエムでしたが、熊本県の2026年度の県総体は男子がアカエム、女子がケンコーと逆でした。練習でも、出る大会と同じボールに慣れておくと安心です。

出場は3回まで

高体連の大会には、同じ競技に出られるのは3回まで、同じ学年では1回までという決まりがあります(熊本県・広島県の要項)。また、転校して6か月未満の生徒は原則として出場できません。大会への申込も、熊本県の要項では担当の先生の責任で行うと定められています。

強豪校の傾向と情報の調べ方

「高校ソフトテニスで強い高校はどこ?」は、検索でとても多い疑問です。

全国で上位に入る学校の顔ぶれは、インターハイや選抜の結果を見ると分かります。たとえば2026年のインターハイ男子団体で優勝した高田商は、優勝が22度目でした。一方、女子団体の須磨学園は初優勝で、毎年同じ学校が勝つとは限りません。

県内の強豪校を知りたいときは、次の順で調べると確実です。

  1. 県の専門部サイトで、県総体と新人戦の上位校を見る
  2. 地区大会(関東大会など)の結果で、県外との力関係を見る
  3. 全国高体連ソフトテニス専門部の「栄光の記録」で、全国の上位校を見る

強豪校を選ぶときは、成績だけでなく、通学時間や練習時間、勉強との両立も確かめましょう。

部活の費用と道具

コートに並べて置かれた部員それぞれのソフトテニスラケット

高校では、中学より大会の数と移動の距離が増えます。道具代に加えて、次のような費用がかかると考えておきましょう。

  • ラケット、シューズ、ウェア、ガットの張り替え代
  • 部費、大会の参加料
  • 遠征や地区大会の交通費・宿泊費(勝ち進むほど増える)
  • 日本ソフトテニス連盟の会員登録料(広島県のように参加資格になっている県もある)

金額は学校や部の方針で大きく違います。入部したら、年間でどれくらいかかるかを顧問の先生や先輩の保護者に確認しておくと安心です。

大会で使うユニフォームや用具には着用基準があり、日本ソフトテニス連盟の公認品を求められるものもあります。買う前に部の指定を確認しましょう。

高校から始める人・大学進学

高校からでも始められる

高校から始めても、もちろん部に入れます。ソフトテニスはダブルスが中心なので、ペアと役割を分けて戦えるのが強みです。

ただし、中学から続けている部員と同じ大会に出ることになります。最初の半年は素振り、ボレー、サーブといった基本をしっかり固めましょう。

大学でソフトテニスを続けるには

大学でも続けたい人は、大学のソフトテニス部や地域のクラブで競技を続けられます。スポーツ推薦の条件(大会成績など)は大学ごとに違うので、志望校の募集要項を早めに確認しましょう。

推薦では、インターハイや県総体などの大会成績を出願条件にしている大学があります。高校2年の夏までに、どの大会で結果を残したいかを決めておくと、練習の目標がはっきりします。

よくある質問(FAQ)

Q. 高校ソフトテニスの全国大会はいつですか?

主な全国大会は4つです。インターハイ(2026年は7月31日〜8月7日、男女で日程が分かれる)、ハイスクールジャパンカップ(6月下旬)、国スポ(10月)、全日本高校選抜(3月下旬)があります。

Q. 高校ソフトテニスの日本一はどうやって決まりますか?

夏のインターハイ(全日本高校選手権)の団体戦・個人戦で決まります。2026年の団体戦は、男子が高田商(奈良)、女子が須磨学園(兵庫)の優勝でした。春の全国選抜も、団体戦の日本一を決める大会です。

Q. ソフトテニスの高体連とは何ですか?

全国高等学校体育連盟のことです。高校の部活の大会を運営する組織で、都道府県ごとにソフトテニス専門部があり、県総体や新人戦を開いています。

Q. 新人戦で勝つと全国大会に出られますか?

新人戦の時期から、春の全日本高校選抜の予選が始まります。県や地区によって予選の仕組みが違うため、自分の県の専門部サイトで要項を確認しましょう。

Q. 関東大会に出るとインターハイに出られますか?

関東大会は、インターハイとは別の地区大会です。インターハイの代表は、県総体や県のインハイ予選で決まるのが一般的です。地区ごとに仕組みが違うため、県の要項を確認してください。

まとめ

  • 高校ソフトテニスの大会は、各県の高体連ソフトテニス専門部が運営する
  • 1年の流れは県総体→地区大会→インターハイと、新人戦→全国選抜の2本立て
  • 主な全国大会はインターハイ、全国選抜、ハイスクールジャパンカップ、国スポの4つ
  • 団体戦は3ペアのダブルスで2勝した方が勝ち。マッチは7ゲームが基本
  • 高体連の大会に出られるのは同じ競技で3回まで
  • 費用は大会の数と遠征で増える。入部時に年間の目安を確認する

まずは、自分の県の高体連ソフトテニス専門部のサイトを開いて、今年度の大会日程を見てみましょう。目標にする大会が決まると、毎日の練習の意味がはっきりします。

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