中学生ソフトテニスの全国大会といえば、毎年8月に行われる「全国中学校ソフトテニス大会(全中)」です。2026年は島根県松江市で第57回大会が開かれ、男子団体は王寺ユース、女子団体は京都光華中学校が優勝しました。
この記事では、2026年大会の結果と日程・会場、全中に出場するまでの流れとブロックごとの出場枠、試合のしくみ、保護者が知っておきたい費用をまとめます。情報は2026年10月時点で、大会要項など主催者の公式資料で確認できたものだけを載せています。
全中(全国中学校ソフトテニス大会)とは

全中は、日本中学校体育連盟(中体連)と日本ソフトテニス連盟が主催する、中学生のソフトテニスを代表する全国大会です。中体連が夏に行う「全国中学校体育大会」の競技の1つで、2026年で57回目になりました。
| 項目 | 内容(2026年・第57回) |
|---|---|
| 主催 | 日本中学校体育連盟、日本ソフトテニス連盟、島根県教育委員会、松江市教育委員会 |
| 時期 | 8月21日(金)〜23日(日) |
| 種目 | 団体戦・個人戦(男女別) |
| 出場数 | 団体戦 男女各25チーム、個人戦 男女各64ペア |
| 試合 | すべてダブルス、7ゲームマッチのトーナメント |
出場できるのは、各地区の大会を勝ち上がった男女各25チーム・64ペアだけです。中学校の部活動だけでなく、条件を満たした地域クラブ活動のチームも出場できます。
2026年(第57回)大会の結果
第57回大会の優勝・準優勝は次のとおりです(都道府県は大会の結果表の表記)。
| 種目 | 優勝 | 準優勝 | 決勝スコア |
|---|---|---|---|
| 男子団体戦 | 王寺ユース(奈良県) | 上青木中学校(埼玉県) | 2-0 |
| 女子団体戦 | 京都光華中学校(京都府) | 昇陽中学校(大阪府) | 2-0 |
| 男子個人戦 | 北野陽真・東郷翔太(王寺ユース) | 向陽台中学校(宮城県)のペア | 4-2 |
| 女子個人戦 | 細川莉子・松山穂乃香(京都光華中学校) | 明豊中学校(大分県)のペア | 4-2 |
団体戦の結果
男子団体戦は王寺ユースが決勝で上青木中学校を2-0で破り、優勝しました。3位は刈谷朝日クラブ(愛知県)とNASTCユース(秋田県)です。
女子団体戦は京都光華中学校が決勝で昇陽中学校に2-0で勝ち、優勝しました。
個人戦の結果
男子個人戦は、王寺ユースの北野陽真・東郷翔太ペアが優勝しました。女子個人戦は、京都光華中学校の細川莉子・松山穂乃香ペアが優勝しています。
男子は王寺ユース、女子は京都光華中学校が、それぞれ団体戦と個人戦の両方で頂点に立った大会でした。
2026年大会で目立った「地域クラブ」の活躍
2026年の結果表を見ると、「中学校」が付かないチーム名の出場が多いことに気づきます。男子団体戦のベスト4は、王寺ユース・上青木中学校・刈谷朝日クラブ・NASTCユースで、4チーム中3チームがクラブ名でした。
これは、部活動の地域移行にあわせて、全中が地域クラブ活動のチームの出場を認めているためです。学校に部がない生徒や、地域のクラブで練習している生徒にも、全国への道が開かれています。
2026年大会の日程・会場

2026年大会は3日間で行われました。
| 日にち | 内容 |
|---|---|
| 8月20日(木) | 公開練習(受付) |
| 8月21日(金) | 開始式、個人戦(準々決勝まで) |
| 8月22日(土) | 個人戦(準決勝から決勝・表彰式)、団体戦(2回戦まで) |
| 8月23日(日) | 団体戦(準々決勝から決勝・表彰式) |
会場は、晴れた日は松江総合運動公園松江市営庭球場(STG松江縁テニスコート、砂入り人工芝16面)です。雨の日は鹿島総合体育館・出雲市総合体育館・斐川第1体育館を使う計画でした。
大会要項では、熱中症特別警戒アラートが出たときは、空調のある体育館で行うことも検討すると定めていました。真夏の大会なので、暑さ対策が大きなテーマになっています。
全中に出場するまでの流れと出場枠

全中には、いきなり申し込むことはできません。地区ごとの大会を勝ち上がる必要があります。
出場までの4ステップ
- 学校の部活動(または条件を満たした地域クラブ)に所属し、中体連の大会に出場できる手続きをする
- 地区の大会や都道府県大会で上位に入る(大会の段階は地域によって異なる)
- 全国を9つに分けた「ブロック大会」(関東大会など)に出場する
- ブロック大会で上位に入る(またはブロックの推薦を受ける)と全中に出場
都道府県大会からブロック大会に何チーム進めるかは、都道府県やブロックによって違います。くわしくは、それぞれの中体連ソフトテニス専門部の大会要項で確認してください。
ブロックごとの出場枠(2026年)
全中の出場枠は、ブロックごとに決まっています。2026年の割り当ては次のとおりです。
| ブロック | 団体戦(チーム) | 個人戦(ペア) |
|---|---|---|
| 北海道 | 2 | 4 |
| 東北 | 2 | 6 |
| 関東 | 4 | 13 |
| 北信越 | 2 | 5 |
| 東海 | 3 | 7 |
| 近畿 | 3 | 8 |
| 中国 | 3 | 6 |
| 四国 | 2 | 5 |
| 九州 | 3 | 8 |
| 開催地(島根県) | 1 | 2 |
| 合計 | 25 | 64 |
団体戦は男女それぞれ25チームしか出られません。関東ブロックでも4チームなので、団体戦での全中出場はとても狭き門です。
出場できる人の条件
2026年の要項では、主に次の条件がありました。
- 中体連に加盟する中学校に在籍し、ブロック大会などで出場資格を得た人
- 2011年4月2日以降に生まれた人
- 同じ年の全中で、ほかの競技に出場していない人
- チームは1つの学校(または1つの地域クラブ)の選手で組む
地域クラブで出る場合は、日本スポーツ協会公認の「コーチ1」以上の資格を持つ指導者がいることなど、追加の条件があります。また、地域クラブで出た大会の流れでは、在籍している中学校の部として同じ大会に出ることはできません。
試合のしくみ(団体戦・個人戦)
全中の試合は、団体戦も個人戦もすべてダブルスです。
- 団体戦:1チームは選手8人以内。3ペアが順番に戦う「点取り戦」で、先に2勝したチームの勝ち(初戦だけは3試合とも行う)
- 個人戦:同じ学校(同じクラブ)の2人でペアを組むトーナメント
- ゲーム数:どちらも7ゲームマッチ(先に4ゲーム取ったほうの勝ち)
- 掛け持ち:同じ選手が団体戦と個人戦の両方に出られる
使うボールも決まっていて、2026年は団体戦がダンロップ、男子個人戦がケンコー、女子個人戦がアカエムの公認球(白)でした。服装やゼッケンにも全中独自の規定があります。
保護者が知っておきたい費用と準備

全中に出場が決まったら、費用と日程の準備が必要になります。
| 項目 | 2026年大会の例 |
|---|---|
| 参加料 | 選手1人4,000円 |
| 熱中症対策費 | 選手1人2,000円(テント・ミストファン・アイススラリーなどに使用) |
| 宿泊・昼食弁当 | 大会の申込要項に沿って申し込み |
| 交通費・宿泊費 | 開催地までの距離で大きく変わる |
申し込み後に出場を取り消しても、参加料と熱中症対策費は返金されません。交通費や宿泊費を学校・クラブと家庭のどちらがどれだけ負担するかは、学校やクラブによって違うため、早めに確認しておきましょう。
日程面では、組み合わせは大会の数日前に大会ホームページで公開されます(2026年は8月17日12時までに掲載予定と案内)。8月20日の公開練習から参加する場合、現地での日程は8月20日〜23日の4日間にわたります。
試合を現地に見に行けない家族には、配信もあります。2026年は日本ソフトテニス連盟がYouTubeで、女子個人戦の準決勝・決勝と男子団体戦の準々決勝から決勝をライブ配信する予定と案内していました。
似た全国大会との違い
中学生の全国大会には、全中のほかに「都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会」があります。名前が似ていますが、しくみはまったく違います。
| 比べる点 | 全中 | 都道府県対抗全日本中学生大会 |
|---|---|---|
| 時期 | 8月 | 3月 |
| 2026年の会場 | 島根県松江市 | 三重県伊勢市 |
| 主催 | 日本中学校体育連盟・日本ソフトテニス連盟など | 伊勢市・伊勢市教育委員会・日本ソフトテニス連盟 |
| チーム | 学校・地域クラブ単位 | 都道府県の代表チーム |
| 種目 | 団体戦・個人戦(ダブルス) | 都道府県対抗戦・個人戦(ダブルス・シングルス) |
全中は「学校やクラブのチーム」で戦う大会、都道府県対抗は「都道府県の選抜チーム」で戦う大会です。2026年3月の第37回大会は、3月26日〜28日に伊勢市で行われました。
2027年大会の予定
2026年10月時点で、2027年(第58回)大会の開催地と日程の正式な発表は確認できていません。日本中体連が公開している「令和9年度以降 全中大会等一覧(案)」では、2027年度の夏季大会は近畿ブロックでの開催が予定されています(案の段階)。
正式な日程・会場は、日本中学校体育連盟や全中ソフトテニス大会の公式サイトで発表されます。目標にしている人は、年明け以降の発表をチェックしておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 中学生ソフトテニス全国大会の結果は?
2026年の第57回全国中学校ソフトテニス大会では、男子団体戦は王寺ユース、女子団体戦は京都光華中学校が優勝しました。個人戦は男子が王寺ユースの北野陽真・東郷翔太ペア、女子が京都光華中学校の細川莉子・松山穂乃香ペアが優勝しています。
Q. 中学生ソフトテニス全国大会の優勝校はどこですか?
2026年は、男子団体戦が王寺ユース(奈良県)、女子団体戦が京都光華中学校(京都府)です。男子団体戦の優勝は、学校の部ではなく地域クラブ名で出場したチームでした。
Q. 全中にはどうしたら出場できますか?
地区大会・都道府県大会で上位に入り、ブロック大会(関東大会など)を勝ち上がる必要があります。2026年の出場枠は男女各25チーム・64ペアで、ブロックごとに数が決まっていました。
Q. 中学1年生でも全中に出られますか?
出られます。学年による制限はなく、2026年は2011年4月2日以降に生まれた中学生が対象でした。ただし、ブロック大会などを勝ち上がって出場資格を得る必要があります。
Q. 地域のクラブチームでも出場できますか?
条件を満たした地域クラブ活動のチームなら出場できます。指導者の資格や登録などの条件があるため、所属するクラブと都道府県の中体連に確認してください。
まとめ
- 中学生ソフトテニスの全国大会の中心は、毎年8月の全国中学校ソフトテニス大会(全中)
- 2026年(第57回・島根県松江市)は、男子は王寺ユース、女子は京都光華中学校が団体・個人とも優勝
- 出場枠は男女各25チーム・64ペア。都道府県大会→ブロック大会を勝ち上がって出場する
- 試合はすべてダブルスの7ゲームマッチ。団体戦は3ペアの点取り戦
- 2026年の参加料は1人4,000円+熱中症対策費2,000円。交通費・宿泊費の負担は学校・クラブに確認
- 2027年は近畿ブロック開催の予定(案)。正式発表は公式サイトで確認
全中をめざすなら、まずは自分の都道府県の中学校総合体育大会の日程と、ブロック大会に進める枠を調べるところから始めましょう。

