「日本ピックルボール協会(JPA)とピックルボール日本連盟(PJF)は何が違うの?」「今はどこに会員登録すればいいの?」と迷っている方は多いはずです。
結論から言うと、JPAとPJFは2026年4月14日に統合し、現在は「Pickleball Japan(PJ)」として1つの統括団体になっています。正式名称は「一般財団法人ピックルボール日本連盟」です。2つの団体の成り立ちと違い、統合後の役員体制、会員登録と会費、資格制度、都道府県の協会の探し方まで、公式発表をもとに整理します。
結論|日本ピックルボール協会は今どうなっている?
| 項目 | 2026年10月時点の状況 |
|---|---|
| 日本ピックルボール協会(JPA) | 2026年4月14日にPJFと統合 |
| 統合後の団体 | 正式名称:一般財団法人ピックルボール日本連盟/対外呼称:Pickleball Japan(PJ) |
| 代表 | 理事長 リオダン リカ氏(公式サイトに「会長」の役職の記載なし) |
| 公式サイト | japanpickleball.org |
| 日本スポーツ協会 | 2026年6月24日に「JSPO承認団体」として加盟が承認 |
| 個人会員 | 一般(19歳以上)4,000円/U19 2,500円(税込・年額) |
| 会員数 | 5,955人(2026年9月26日時点・公式発表) |
全国規模の大会・会員登録・資格の窓口は、PJに一本化されています。
JPAとPJFの違い|統合前の2つの団体
日本ピックルボール協会(JPA)
一般社団法人日本ピックルボール協会(JPA)は、2020年4月に設立された団体です。統合の基本合意を発表したプレスリリースでは、JPAのURLとして japanpickleball.org が記載されています。このURLは現在のPickleball Japan公式サイトと同じです。JPAを調べてPJのサイトにたどり着くのは、このURLが引き継がれているためと考えられます。
ピックルボール日本連盟(PJF)
一般財団法人ピックルボール日本連盟(PJF)は、2024年5月に設立された団体です。英語表記は「Pickleball Japan Federation」で、統合後の正式名称にはPJFの法人名が使われています。
統合前の2団体の比較
| 項目 | JPA | PJF |
|---|---|---|
| 正式名称 | 一般社団法人日本ピックルボール協会 | 一般財団法人ピックルボール日本連盟 |
| 設立 | 2020年4月 | 2024年5月 |
| 法人格 | 一般社団法人 | 一般財団法人 |
| 統合後 | PJに統合 | 法人名がPJの正式名称に |
統合前は、大会・会員・資格の窓口が団体ごとに分かれていました。統合によって、窓口がPJの1か所にまとまっています。
2026年の統合と「Pickleball Japan」の誕生

統合までの流れ
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年1月7日 | JPAとPJFが統合に向けた基本合意を締結(1月9日に発表) |
| 2026年3月13日 | 統合契約を締結 |
| 2026年4月14日 | 統合の効力が発生。対外呼称を「Pickleball Japan(PJ)」に |
| 2026年4月15日 | 個人会員の年会費を改定 |
| 2026年6月24日 | 日本スポーツ協会(JSPO)の承認団体として加盟が承認 |
| 2026年7月1日 | PJ支部規約を施行 |
| 2026年10月1日 | アンバサダー資格をコーディネーター資格に統合 |
両団体は対等な立場で合意したと説明しており、2026年度の大会と資格制度は従来の計画を尊重して新体制で運営するとされました。
統合の目的
基本合意の発表では、統合の目的として次の2つが挙げられています。
- オリンピック参加を見据えた国内の一本化:2032年ブリスベン五輪での正式種目化を目指す新しい国際連盟が設立される流れに合わせ、国内の統一団体(NF)として加盟する
- 国内普及の加速:競技としてだけでなく、健康づくりやコミュニケーションの手段としても全国に広める
PJは基本理念として「人と人をつなぐスポーツ、ピックルボール。」を掲げています。
Pickleball Japanの組織と役員(2026年10月時点)
役員体制
PJ公式サイト「組織図」ページの掲載内容は次のとおりです。
| 役職 | 氏名 |
|---|---|
| 理事長 | リオダン リカ |
| 副理事長 | 西上 茂 |
| 事務局長 | 小泉 岳 |
| 常任理事 | 佐々木 健人、杉本 洸紀、田中 由紀、蜂谷ロレンツォーニ 千春、丸谷 賢弘 |
| 監事 | マレックラホツキー |
ほかに評議員・特別顧問・顧問が掲載されています。「会長」という役職は掲載されておらず、団体の代表は理事長です。理事長のリオダン リカ氏は、国際団体GPF(Global Pickleball Federation)の常任理事に、アジアから唯一選ばれていると発表されています。
所在地は東京都渋谷区広尾で、事務局は東京と大阪にあります。
日本スポーツ協会(JSPO)の承認団体に
2026年6月24日、日本スポーツ協会の令和8年度定時評議員会で、PJのJSPO承認団体としての加盟が承認されました。PJは、日本の統括団体としての位置づけがスポーツ界ではっきりしたと説明しています。
今後の計画には、全日本選手権大会の創設、ジュニア育成、日本代表の強化と国際大会への派遣などが挙げられています。
ガバナンスの規程も公開
PJ公式サイトの「ガバナンス」ページでは、倫理規定、アンチ・ドーピング規定(WADA・JADAの規程に準拠)、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)のスポーツ仲裁条項、定款が公開されています。
会員登録の方法と会費

会費と有効期間
| 種別 | 年会費(税込) | 対象 |
|---|---|---|
| 一般会員 | 4,000円 | 19歳以上 |
| U19 | 2,500円 | 登録日時点で19歳以下 |
会員期間は登録日から1年間で、年度単位ではありません。PJ主催・後援の大会に出るには、会員登録と会費の支払いが必要です。
登録の流れ
- 公式サイトの会員登録ページでプランを選ぶ
- クレジットカードで支払う(銀行振込は不可)
- 会員情報登録フォームに氏名・生年月日・連絡先などを入力する
- マイアカウントで会員番号を確認する(付与まで1〜2日)
紙の会員証はなく、支払い後の払い戻しもありません。
旧JPA・旧PJFの会員はどうなる?
公式サイトによると、旧JPA・旧PJFの会員システムは統合の準備中で、新システムへの移行時期は未定です。統合前に両方で登録していた場合は、有効期限が長い方の会員資格が適用されます。
資格制度|コーディネーター・コーチ・審判

資格の全体像
PJの資格は、普及のための資格と、指導・審判の資格に分かれます。指導者資格はコーディネーター → スタートコーチ → RPOコーチの順に取得します。
| 資格 | 役割 | 受講条件・費用など(2026年10月23日確認) |
|---|---|---|
| コーディネーター | 体験会の運営・進行(技術指導はしない) | 19歳以上・PJ個人会員。受講料10,000円(税込) |
| スタートコーチ | 体験会や入門クラスでの指導 | 公式サイトで「調整中」 |
| RPOコーチ | 米国のRPO(Racket Professional Organization)が認定する指導者資格 | 詳細は提携先の制度による。随時募集 |
| レフェリー | 大会の審判(レベル1〜3) | レベル1は満16歳以上・PJ会員。4時間 |
コーディネーター資格
指導者資格の入口で、スタートコーチ以降を受けるにはこの資格が必要です。講習は、座学を自宅で学び当日にテストと3時間の講習を受けるAコースと、講師と約5時間学ぶBコースがあります。2026年10月1日からは、旧アンバサダー資格もこの名称に統一されました。
レフェリー資格
| レベル | 名称 | 主な活動の場 | 受講料(税込) |
|---|---|---|---|
| 1 | 基礎審判 | クラブ・地域大会 | 6,600〜7,700円 |
| 2 | 中級審判 | 都道府県規模の大会 | 9,900円(会員価格) |
| 3 | 上級審判 | 全国・国際大会 | 未定 |
上のレベルに進むには、下のレベル取得から1年以上の間隔が必要です。講習は座学のあとに実際の試合で実技評価を受け、合格すると認定されます。受講条件は「現時点の仮基準」とされているため、申し込む前に公式サイトの最新情報と資格取得カレンダーを確認しましょう。
都道府県の協会・地域団体の探し方

都道府県連盟は一覧の公開待ち
PJの「都道府県連盟」ページは、2026年10月23日時点で「準備が整いしだい掲載します」となっており、一覧はまだ公開されていません。2026年7月施行の支部規約では、支部の条件として次の点が定められています。
- 原則として1都道府県に1支部。県内に複数の団体がある場合は統合や共同体制をとる
- 会長・副会長・理事・事務局長の役員体制を置く
- スポーツ団体ガバナンスコードの遵守状況を年1回公表する
- PJのパートナー団体として1年以上活動していることが望ましい
パートナー団体一覧で地域の団体を探す
地域の団体を探すなら、PJ公式サイトの「パートナー団体」一覧が便利です。2026年10月23日時点で、国内40都道府県と海外2団体の計155団体が掲載されています。
| 地域 | 掲載数 | 例 |
|---|---|---|
| 東京都 | 20 | 八王子ピックルボール協会、日野ピックルボール協会 など |
| 神奈川県 | 13 | 横浜・湘南・三浦などのクラブ |
| 長崎県 | 10 | 諫早市ピックルボール協会 など |
| 千葉県 | 8 | 一般社団法人千葉県ピックルボール協会 など |
| 北海道 | 7 | 北海道ピックルボール協会 など |
「千葉県ピックルボール協会」は、PJのパートナー団体として掲載されています(所在地は佐倉市)。団体名をクリックすると、所在地や代表者、SNSなどの簡易情報が見られます。
名前が似た団体に注意
「協会」「連盟」と名の付く団体はほかにもあります。
| 団体 | 立場 |
|---|---|
| 一般社団法人日本ピックルボール振興協会(JPPF) | 体験会や交流イベントなどの振興団体。公式サイトで、日本代表選考・公式大会・選手登録は統括団体のPJが担うと説明 |
| 各地の「◯◯ピックルボール協会」 | 多くは地域のクラブ・団体。都道府県連盟(PJ支部)とは別 |
公式大会への出場や日本ランキング、審判・指導者資格に関わるのは、統括団体のPJです。
国際団体・大会との関係(要点)
国際団体はGPFとUWPF(公式サイトの名称はWorld Pickleball Federation)の2系統に分かれ、2026年10月時点で一本化の協議が続いています。PJは統合後の国際連盟への加盟を目指しています。国内では、PJが主催・公認・後援の大会を開き、日本ランキングを月ごとに公開しています。日本代表は強化委員会の推薦を経て理事会で決まります。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本ピックルボール協会の会長は誰ですか?
2026年10月時点で、統合後のPickleball Japanの公式サイトには「会長」の役職は掲載されていません。代表は理事長のリオダン リカ氏です。
Q. JPAとPJFの違いは何ですか?
JPAは2020年設立の一般社団法人、PJFは2024年設立の一般財団法人で、別々に大会や会員制度を運営していました。2026年4月14日に統合し、現在は一般財団法人ピックルボール日本連盟(Pickleball Japan)の1団体です。
Q. Pickleball Japanの会費はいくらですか?
個人会員の年会費は、一般(19歳以上)4,000円、U19は2,500円(いずれも税込)です。期間は登録日から1年間で、支払いはクレジットカードのみです。
Q. 会員にならないとピックルボールはできませんか?
PJが会員登録を必要としているのは、PJ主催・後援の大会へのエントリーや資格講習の受講などです。体験会や施設の利用条件は、それぞれの主催者・施設で確認しましょう。
Q. ピックルボールの審判資格はどう取りますか?
PJのレフェリー資格は3段階で、レベル1は満16歳以上のPJ会員なら受講できます。4時間の講習と実技評価を経て認定されます。日程は公式サイトの資格取得カレンダーで確認できます。
Q. 千葉県ピックルボール協会はPJの支部ですか?
2026年10月時点では、PJのパートナー団体として掲載されています。PJの都道府県連盟(支部)の一覧はまだ公開されていません。
まとめ
- 日本ピックルボール協会(JPA)とピックルボール日本連盟(PJF)は2026年4月14日に統合し、Pickleball Japan(一般財団法人ピックルボール日本連盟)になった
- 代表は理事長 リオダン リカ氏。2026年6月に日本スポーツ協会の承認団体になった
- 個人会員は一般4,000円/U19 2,500円(税込・年額)。大会出場や資格講習に必要
- 資格はコーディネーター → スタートコーチ → RPOコーチの指導者資格と、3段階のレフェリー資格
- 地域の団体はパートナー団体一覧で探せる。都道府県連盟の一覧は公開待ち
まずはPJの公式サイトで、住んでいる地域のパートナー団体と大会日程をチェックしてみましょう。

